神様の時間調整?! 

こんにちは☆
松浦です。

日本は連休でございますね^^
皆さま楽しんでくださいませ。

こちらベルリンはおととい嵐に見舞われました。
ドイツの嵐は必ずしも雨を伴わないので、ちょっと風が強いような?と思って外に出たら
強風大荒れで驚くことがしばしばあります。

おとといは、すでに停電していた信号の前で道路を渡るタイミングを待っていたところ
その向こう側の道路で大きな木が根っこから強風になぎ倒されて道を塞ぐという凄まじい光景を見るとともに
文字通り九死に一生を得ました^^;

こんな、ギリギリセーフなことが起こった時に思い出すのが、
どこかで聞いた”神様の時間調整”のお話です。

赤信号や列で待ったり、満員電車、落とした物を拾ったり、予期せぬ体調不要や寝坊で行動が遅れた時、
遅れた時間を取り戻そうと走ったり、無茶をして急いではならないそうです。

”何故なら、そんな時はあなたを何かの災害から守ったり、特別な巡り合わせを起こす為に神様が時間を調整してくれている。”
からなのだそうです。

この度は、猫のご飯がない!!と思って、近所にキャットフードを買いに行った帰りだったので
守ってもらえたのでしょうかねぇ^^:
お猫さまの食事は大事ですから





さて、
全くの別件です。
私の好きなご本が、30年代のデザインでは初めて入荷したのでご紹介させていただきます。


http://archangel.ocnk.net/product/4315









http://archangel.ocnk.net/product/4315

タロットカードのような木版図版の並んだ面白い古書です。
中世の職業や身分の描かれております。

書籍名 Das Ständebuch

ヨースト•アマンによる114点の木版画それぞれに
詩人 ハンス・ザックス の韻文(8行詩)が付き。
当時の文字さえわかれば結構読めるのがまた面白いポイントです。


今は人の手でつくる必要のない道具を作る仕事、
漁師や狩人、薬局、医師など現存する仕事など興味深い光景が確認できます。

この古い資料を見ていて、ふと、
時代の変化によって職業の形態や技術面、求められる品物は変わっても
理想の衣食住の実現や科学を追求するという点で人間のニーズは中世から変わっていないのだと気がつきました。

残念ながら現代においては、本来持って生まれた才能やセンスを生かす現実がなくて生活の為に
やりたい事とは関係の無いお仕事に付いている方も多いと思います。

ですが、将来ベーシックインカムが本当に導入されて最低限の生活が保証されるようになれば、
この本に見られるような芸術家や職人として力を発揮できる人、
海や山の自然と共存するような生き方、何かの研究にひたすら没頭するような暮らしもまた選べるわけです。
好きな事に挑戦できる人が増えて、モチベーションの高まる時代がそろそろやってくるような気がします^^