鳥と巣の本の最新版が入荷しました。

こんにちは☆
松浦です。

2018年(今年)は、インゼル文庫の100番として大人気の
鳥と巣の本が新しい表紙で登場したようです。

私は歩いていて偶然発見し、
即自分用にも購入してしまいました。

アンティークの古書がお好きな場合によくあることですが。
辞書を使って頑張りたくてもひげ文字が読めない...
熟読したくても壊れそうでしっかり開ない...
カフェになど絶対に持っていけない...
という事態にはもってこいの1冊ですね。
http://archangel.ocnk.net/product/4531








http://archangel.ocnk.net/product/4531

最新エディションながら
野鳥たちの名称やあとがきも当時の内容でが記されております。
フォント自体は読みやすいドイツ語で
(と言ってもssの代わりにßになっていたりはしますが)
時の流れが感じられる1冊です。

書籍名
Das kleine Buch der Vögel und Nester.
Farbige Bilder von Fritz Kredel.


イラスト Fritz Kredel ( 1900 –1973)
あとがき Heinz Graupner

1930年代に刊行されたインゼル文庫100版の鳥と巣の本には
36点のお品や24点の鳥と巣の図版集が出ておりますが
こちらは24点の鳥と巣の図版の内容に加え、
これまでのインゼル文庫の鳥と巣の本の歴史が追記されております^^

鳥たちは自らの育った巣の作りから学んだり、同種の指示によって
意識的に巣を作るのではなく
人工的に鳥を孵化させて巣を見せないようにしていてさえ、
時が来ると彼らは自分たちの種の巣と変わらない巣を形成するのだそうです。

鳥たちの形姿を愛でるにとどまらず、
彼らの芸術的な生産物である巣やちょっとしたエピソードからも
生命の神秘を感じることができる1冊です。
24種の鳥たちについての図鑑的な解説も後半に紹介されます。
ただし、現代におては違う名前で呼ばれているかもしれません。


約100年前に出版された品々も風化することなく版を重ねて、
時代とともに進化していくインゼル文庫。

私は今、ドイツ人の観点から序文の加えられた
岡倉天心(岡倉覚三)の”茶の本”を個人的に購入したいと思っているのですが
なかなか見かけません。

2つ入手できたら1つは出品させていただきますね^^