夢を叶えた花のエピソード

こんにちは☆
松浦です。


ベルリンは紫色のライラックの季節が過ぎ去り、
おしゃべりなバラたちの遊ぶ季節となりました^^


毎年剪定されていてもタケノコのように急成長する時期があり
いつの間にか私の身長より高くなっています^^

薄いピンク色の花びらが幾重にも重なるのを見ると
思い出す絵の技法があります。

アクリル絵の具でピンクのバラを描く時、
僅かに青い色を与えると、なぜか命が宿されたようにリアルに発色するのです。

へぇそんなものか?と、特に疑問に思わず日々が過ぎ去りましたが
青いバラが生まれたのを知った時、
その謎が解けたような気がしました。


青いバラは開発が難しく
長い間”不可能”の象徴とされていました。

他の青い花に含まれる膨大な遺伝子から、青色遺伝子を取り出すこと。
バラに青色遺伝子を入れて、その細胞から青いバラを作る方法を見つけることが非常に難しかったのだそうです。

開発が成功し、青いバラ誕生の折には
”不可能”の象徴から”叶う夢”という素敵な花言葉に変わったそうで
なんとも素敵なエピソードですね。


かつて、
青い色を与えられた絵のバラが輝いて見えたのは
青色の色素を持たない花の細やかな夢が叶ったからかしら、
ふとそんなことを思い出しました。


続きまして、本日入荷の古書のお知らせです。
ドイツ語版では”花の精"とタイトルされた
表情豊かで妖美な作品集です。
http://archangel.ocnk.net/product/4687








フランスの風刺画家
ジャン=イニャス=イシドール・ジェラール
によるイラストです。

原作は1847年にフランスで刊行された
”フルール・アニメ”。
擬人化された花達の様子(水彩画からの版画)
が本作では全50点、カラーで載っております^^

http://archangel.ocnk.net/product/46874300

http://archangel.ocnk.net/product/4592
大きなバラのご本も入荷









http://archangel.ocnk.net/product/4592