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こんにちは☆

松浦です。



中庭で管理人さんが草刈りをしており
子供の頃育った愛媛の田舎を思い出す、
懐かしく、癒される匂いがしています。
(近所の河原の草刈りを住民が順番に担当していたので)

今知ったのですが
こういう匂いによって記憶や感覚が呼び起こされる現象は
プルースト現象というそうで、
催眠術にかかった状態らしいのです。

嗅覚からの刺激で人に強く暗示がかけられるというので
今世界の催眠術師は調香の勉強をしているらしいです。

匂いの力ってすごいんですね....

話は変わりますが、
今日は、素晴らしい古書がまたひとつ加わります。





お馴染みインゼル文庫158番

この巻貝や二枚貝達、カラフルで綺麗♫珍しい!
なだけでなく実は結構すごいんです。


このご本は、

王室の彫刻家であったドイツ人
Franz Michael Regenfuss氏の手彩色版画の復刻版のようです。

Regenfuss氏の生きた1700年代(18世紀)には
カラー印刷の技術はありませんでした。
そこで、職人は銅版画に手作業で色付けを施していたそうです。


彼の貝をテーマとする大作はテキストが加えられもともと
1758年フランス語とドイツ語で発刊されておりました。

”Choix de Coquillages et de Crustaces ”
がタイトルだったと思うのですが。


これが大成功!

作者はデンマークの王室に雇われ
作品制作に打ち込めた結果、

細かい所まで抜かりのない美しい線描、
彫り、そしてカラーリングの融合の織り成す3Dのような印象で、
それまでの歴史上他に比を見ない程素晴らしい
貝のイラストが出来上がったという事です。

彼に協力したのは王様 Frédéric V de Danemark (1723-1766)
だけではございません。
なんと、手作業の色付けの多くは奥さんの
マルガリータさんが手伝っています。
(Margaretha Helena Regenfuss)

しかし、そんな大成功をおさめた
美しいご本にもかかわらず
世界の各地にたった数部のコピーを残しオリジナルは
この世の中から消えてしましました。
とはいえ、なかなかただでは一般人の目に触れる事の無い
どこかちゃんとした所で大事に保管されているのだと思います。

というか、見間違いかもしれませんが北米のサイトで
オリジナルに120万円ほどの値段がつけれられていたような。。。。

1700年代の茶色い革のような表紙の写真を以前どこかで見たのですが、今回みつけられず、代わりに単品の画像ならございました。




額に入ると、オーラが増しますね。。。

1930年代そんなFranz Michael Regenfuss氏の作品の
復刻といえるようなご本、インゼル文庫158番が登場しました。

インゼル文庫はもちろんカラー印刷されておりますので
オリジナルのように職人の手技による微妙な色彩の変化は味わう事ができませんが、誰もが手に取ることのできる身近なご本として生まれ変わったのです。


後半はFriedrich Schnack氏のテキスト(ドイツ語)が
加えられております。



小さな海の素晴らしい本 ー色とりどりの二枚貝や巻貝
”Das kleine Buch der Meereswunder. - Muscheln und Schnecken-. In vielen Farben”

Kolorierte Stiche von Franz Michael Regenfuß. Geleitwort von Friedrich Schnack

なかなか、興味深い古書なんですよ。
今日中(11日)に登録いたしますね。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このブログでご提供しております情報は
私自身が海外の文献を参考にした内容、解釈した内容が主となっております。

プロの翻訳家ではございませんので、
私の書いた事をそのまま商用に転記されると
間違った情報を含む可能性がございます。
ご注意の上、お役立ていただければと思います。

























こんにちは☆

松浦です。

今日は、私自身も手に取るのを楽しみにしていたお品、
鉱物のビンテージ本が
やってきました。

ドイツ語だったので、
ドイツのご本だと思っていたのですが
発刊場所を見ると、
ベルン!

スイスのご本だったようです。







本書の内容にこの写真は含まれませんが
こちら、この本の著者である
Eduard Josef Gübelinさん 



代々時計店を営む家庭に生まれたエドワード氏
子供の頃から美学や芸術に大きな関心を示し、写真撮影も趣味であったそうです。

チューリッヒでは鉱物学、宝石学の他にも精神科学や
美術史、文学、古代の言語コースまで熱心に学び
1930年代、鉱物研究者への道を着実に歩みはじめます。

生涯に渡っての研究をつづけた彼は
亡くなるまでの間に、
20世紀の研究文献に影響を与えるような13の主要書籍と
250以上の文献を残しました。



知識だけでなく、彼の本は写真や絵が含まれ
ビジュアル的に見やすい、読みやすい、綺麗!
っていう所が
多くの人に読まれるご本となったのでしょうね☆

本書Edelsteineも1952年の初版につづき、英語、フランス語へも翻訳され世界中で読まれたご本なんですよ。

(日本語も、ほしかったですね!)

あ、それから☆
別件ですが、

リクエストを頂戴しておりました
蝶々のご本もご用意できましたよ♫








こちらもカラーイラストが素敵なんです。

ーーーーー追伸ーーーーーーー
5月10日この蝶々のご本
5月11日現在鉱物のご本の販売は終了いたしました。
ご検討中であったお客様また掲載できるよう、
探しておきますね。

こんにちは☆

松浦です。

今日もしとしと雨が一日続きそうなお天気です。

この数日の小雨で桜のようなお花は終了してしましましたが
中庭の緑が元気になって
皆一気に背が伸びたような気がします☆

ところで、
今日はあとでご紹介するお品にも関係のある
世界的有名人でもある、ある神学者
の事をおおまかに書きたいと
思います。

この、
教皇勅書(Papstbulleー、ローマ教皇による勅令)
を燃やしている姿の描かれている彼↓




こちらは誰もが見た事ある肖像ですね。
マルティン•ルター
(1483 ー 1546 )

マルティン•ルターは神学者というイメージですが
彼のお父さんは
マルティンにはエリートコースを歩んで欲しい!
と思っており、若き頃のマルティンは法律家を目指すべく勉強に励んでおりました。

成績優秀で一目置かれる程のマルティンでしたが
そんなある時、落雷に合いその恐怖から
”Hilf du, heilige Anna, ich will ein Mönch werden!“
アンナ様(マリアの母)修道士になりますからどうか助けてください”と叫んだのだそうです。

それから、家族の反対を押し切るようにエリートコースを脱線し
修道生活を始めました。
この時期、聖書を深く理解し研究に取り組むようになったそうです。

その後ルターは、大学で哲学と神学の講座を受け持つようになり
ます。この頃
ルターは ローマ書の中の「神の義」の思想の解釈に悩みます。
後に、新たな神学的発想をもって
”人間は善行でなく、信仰によってのみ 義とされる”と
解釈しようやく心の慰めを得ます。

なぜ

善行でなく、信仰によって...
なのでしょう。


それは、例えば
人を殺しました、
悪い事をしてしましました
という場合
自分が死んだあとの魂は
地獄か、罪を償うまで煉獄にとどまり苦しむ事となります。

その苦しみから解放されたければ
生きている間にローマ教皇が売っている
”免罪符”をお金で買う=善行(?)

免罪符を買うと魂が天国にいけるよー、
煉獄で苦しむ貴方の家族が助けられるよー、
免罪符は天国へのチケットだよー

という事になり、
実際その免罪符(贖宥状)が売られていたのです。

神様に救いを求める人々、
子供に食べ物も十分買えないような貧しい人々すら

”"As soon as the coin in the coffer rings, the soul from purgatory  springs."チャリン♫と投入されたコインが音を立てた瞬間、魂が煉獄から飛び出て天国へ行けるよ”

というキャッチーなフレーズを信じて
教会で免罪符を買いました。

この’煉獄”の事は聖書には書かれておらず、
しょうもない免罪符の販売は
教会の権力濫用だ!ただの金儲けだ!
と思ったルター、


当時掲示板の役割をしていた
ヴィッテンベルク大学の聖堂の扉に
贖宥状の意義と効果に関する見解を示した
95ヶ条の論題を貼り出します。



神学上の論争の予定で
一般人には読めないラテン語で書いて掲示したこの論題は
翻訳された印刷物となってあっという間に広まってしましました。



1521年
ヴォルムスで行われた神聖ローマ帝国の帝国議会
の様子↓



皇帝は
厚い民衆の支持を得たルターの論おかげで”ドイツが解体!”
に追いやられる事恐れていました。

この議会でルターは自分の書いた書物の前に立たされ

”これを書いたのはお前か?”

”ここに書いた事を撤回するか?”
の質問をされます。

ルターは著者である事を告白し、
聖書に書かれていないことは認めることができないと勇敢にも主張

”内容は撤回出来ないし、しない”

と答えます。

そんなわけで、異端者と見なされたルターは
帝国追放を言い渡されました。

(が、その処分を聞く前に逃げてヴァルトブルク城に
囲われました)


お城のこのお部屋↓でおよそ1年の時を過ごしたルター、



聖書に書かれている事っていうのは
母親が子供に話しかけるように簡単に伝わらなけば,,,
難しくて誰も読めないんじゃ意味ないでしょー!

(皆が自分で聖書を読めないと指導者の意のままにだまされるからね)

っという事で
ギリシア語で書かれた聖書をルターはその間一生懸命翻訳します。
独自の解釈も加えたようですが。


ルターの不在中、
ヴィッテンベルクでは過激派がリーダーシップとっていましたが
ルター説派の農民等が教会を破壊したりと暴力行動を起したのです

”それはやり過ぎやぞっ...(汗)”と
ルターは再び人々の前に現れ
説教によって過激派を糾弾しました。



そんな訳で、
ルターの影響下でその後
”Evangelisch-lutherische(ルターの意) Kirchen(教会)”
ルーテル教会という大きな教派ができました。

ルーテル教会は
プロテスタント(ローマ・カトリックへの抗議者の意)の1つで
ローマ・カトリックの旧教に対して新教とも言われます。

ドイツの福音主義者とは”evangelisch”
はルターや ジャン・カルヴァンの教えにもとづく教会信徒
が主だそうです。

今日から掲載しております賛美歌集は
そんなルターの教えに基づくご本のようです。

あ、ルター自身も美声の持ち主で
また、賛美歌を作ったりもしたそうですよ




Gesangs Buch für die
Evangelisch-lutherische LandesKirche
des Königreiches Sachsen

ザクセン王国の首都であったドレスデン発刊の賛美歌集
及び祈祷書です。


※独自の解釈、意見を含む日記ですのでだいたいそんな感じ...
とお読みいただければと思います。




こんにちは☆

松浦です。

私のブログをお読みいただいている皆様は
非常に高い確率で
お料理好き&お料理上手な方々のようです。


我が家のおもてなし(ドイツ風)がここまで手抜きで
お恥ずかしいですが、

今日は、友人夫婦が夕食に来るという事で
これ(ラクレットと言います)の
準備をしておりました。
↓↓↓



このラクレットは日本の
お好み焼きパーティーに近い感じで
みんなで囲んでグリルできる
とっても便利なマシンです♫

鉄板の下には
引き出し式ミニ•フライパン!
が8個程装備され、
焼けたものが取り合いにならない仕組み
になっておりますよ。

、、、このラクレット用食材を
朝から準備をしておりましたのに
今急に大雨になった為か、


”やっぱり行かな〜い”

という連絡が入り
テーブルの上に用意された大量の食材が
行き場を失っています
....。



ところで、今から登録するご本
再びシラーの作品集
こちらも大きなご本なのですが

中の挿絵が感動的に美しかったので
いくつかご紹介いたしますね。










もちろん、内容も大詩人の傑作集ですが
幻想的な世界へ誘ってくれるアンティークのご本です。


(後で登録いたしますね。)







こんにちは☆

松浦です。

今日はまた、
余りの古ボタンをまたご提供できることになりましたので↓

商品登録しております。



こちらは、
メダイとチャームも混ざってもう少多く
お得感のあるセットです↓
オークションに出品中です。






金色の古ボタン、好きなんです☆
アクセサリーやハンドメイド品として
是非ご利用いただきたい
古物です。


ところで、昨日買い付けたご本の中に
ラインの美しい古書がございました。

お話の最後から本の片面が
20枚連続でイラストになっております。






飾ろうと思えば本から外して額にもいれられますね。




挿絵はねり歩く人々
このカップルの
結婚式までの道の様子が
描かれているようです♫

ご紹介中のご本はこちらでした☆










こんにちは☆

松浦です。

皆様の猫ちゃんは、
一日どれくらい寝ていますか?

去年の夏頃生まれた
我が家の猫達は半年くらい
壁すら駆け上がる程活発でした!

今や起きているのを見る事が珍しいまでに
寝ていますよ。




ところで、
昨日の古書の市では

取り扱った事のない蝶の図鑑が
新たにみつかりました☆


(こちらも60年代の古本のようです。)


一度も見た事が無いなー?
と思って手に取ると、

ドイツの、いやヨーロッパの本じゃない。。。
事に気が付きました。










マレーシアの蝶の図鑑
(シンガポールにて発刊)だったようです☆

そんな訳でせっかく美しいご本なのですが、
"ヨーロッパの雑貨"
としてはお譲りできないようなので...



★現在オークション出品中です。★ 
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/amaranth_misaki

ご興味在る方
御覧いただければと思います
こんにちは☆

松浦です。

月末少しの間パリに行くので♫

今フランス関連のエピソードに
特にアンテナをはっています。

最近、映画の
マリーアントワネットを見たばかりだったので
何気なく今日、書店の売り場周辺を右往左往していると

こんなものが目に留まりました☆

(↓”GEO EPOCHE ”は現行品の歴史雑誌です。)



ででーんと
ドイツ語で"Der Sonnenkönig"

(日本でも太陽王、一緒ですね。)
とタイトルされる表紙のお馴染みのおじさんは
ブルボン朝最盛期、フランスの王様ルイ14世です。

んー、衝動買いです。。。


戦争が絶えず、なかなかまとまらない国で
絶対王政を確立。
あのヴェルサイユ宮殿まで建てた王様ですが、



二人の女を和合させるより、
むしろ全ヨーロッパを和合させることのほうが容易であろう。”

なんて、
面白い言葉も残しています。



ところで
現在は、バスティーユ広場となり
カフェやフリーマーケット、商業エリアとしてにぎわうこの場所

ここに起こった出来事の中で
誰にも知られず歴史の幕を閉じてしまった
不可解な出来事がありました。


ルイ13世の時代、パリには防衛のための要塞が在りました。
そこが後に国事犯の収容所として改造され、

国王が自由に発行できる”勅命逮捕状”によって、

捕まえられた人々が囚われる場所
バスティーユ牢獄となりました。

王政に異議を唱えた学者や人間以外ですら
危険と判断された資料もここに管理されたそうです。



そんなバスティーユ牢獄には、
こんな姿の鉄仮面の男(でも本当は布で顔を覆っていたとか)
が囲われていました。



他の囚人と比較してもとても丁重に扱われ
ビロードのお洋服を着て
散歩に行く事すら許されたという
(でも外で仮面を外そうとしたら殺害するからね!という条件付)



そんな不思議な環境で
30年以上も牢獄で高待遇を受けていた囚人。

彼の死後、
家具などは壊され燃やされ、
遺体の顔もつぶされて埋葬されたそうで

その男が誰だったのか
という最大の謎は今も憶測だけが
語り継がれています。

映画”仮面の男”で表現されたように、
本当にルイ14世の双子の兄弟だったのでしょうかね?

でも不要なだけだったなら、
王様の権限でとっくに殺されていても不思議じゃないような。

私は個人的に
"囚人はルイ14世本人だった...!"
という説が好きですね。


そんなわけで、この後


(※この仮面の男の画像は雑誌のページですので
販売中の古書のページには含まれません)
 
この彼の弾いてるような?
古い弦楽器のたくさん掲載された古書






を、登録したいと思います。

















こんにちは☆

松浦です、


カフェ探検は私の趣味の一つでして、
ちょくちょくブログにしております。

昨日はヘルシー志向のスープカフェらしきカフェに
入ってみました、
ドイツはアンティークもたくさんありますが
カフェやお店やクリニック、公共の施設も結構モダンなものが
多いようです。

ドイツでも若者は、
モダンなデザインの方が何でも好きみたいですね。



紫と、緑の組み合わせ
あまり考えませんでしたが綺麗ですね。



開いたバラがカフェ内のテーブルに1輪ずつ飾られ
外のテラス席のテーブルには鉢植えの花が乗っかっています。



日替わりだったと思いますが、
こういうヘルシーなスープがあり、
この上のビルで働く健康志向な人々のランチタイムには
とてもにぎわっています。
この日はブロッコリーのポタージュでした。

(この写真は閉店間際だったのでガラガラです)



サッとはいってパッと食べて出て行く人向けのカフェ
という印象です。

一見おしゃれなんですが、
座席が収納棚(?)+座布団スタイルになっており
ゆっくり読書を...

というのはイメージしにくい仕様でした。

椅子の心地よさと、
テーブルの高さって大事ですね。むむむ

ところで、
今日はこのご本を登録しようと思っております。



バチカンのシスティーナ礼拝堂。
ミケランジェロが礼拝堂の天井画の書き換えを命じられたのは
1508年の事でした。



この礼拝堂の左右5箇所と後陣側と主祭壇側各1箇所にある
ペンデンティヴ部分には12人の人物が大きく描かれています。

7名が男性預言者 
5名古代の巫女


インゼル文庫616番はこれら
"シビュラと預言者たち”の本
(1941年)となっております。















こんにちは、松浦です。

今、

ちょっと並べている商品が少ないですね,,,
2000人ものご訪問者様がお越しくださっているのに
マイペースで申し訳ございません。

朝から、窓の外に植物を並べる為の

”窓プランター”
というのでしょうか。

それをDIYしています。

ろくな道具もないので、
古典的なノコギリでぎこぎこと
板を切り、なんとか組み立て、
やっとペンキを塗りました♫

最近なぜか
お花の綺麗な挿絵のご本によく出逢うので、
わたしも感化されました。

そんな本日ご紹介するのは、
目で見て、心で楽しめそうなご本です♫

☆喜びの本☆春と復活
Ein Buch der Freude
Frühling und Auferstehung.
というご本です。




Müsset im Naturbetrachten. Immer eins wie alles achten. Nichts ist drinnen, nichts ist draußen;. Denn was innen, das ist außen. So ergreifet ohne Säumnis.
(ゲーテ)

冒頭、7ページ
風景画家Emil Ernst Heinsdorff (1887-1948),
作、
森のアネモネの景色に詩人の言葉が重ねられております。
タイトルの
”春”や”喜””復活”といった意味
を連想させる
絵と言葉のコラボレーションがいくつもございます。










お楽しみいただければと思います☆


ーーーーーー追伸ーーーーーーーー

★こちらの商品の販売は終了いたしました★

※古書は随時入荷しておりますが、希少な古いお品の為
 お買い上げまでの掲載期間が大変短いです。
 お見逃しのないよう宜しくお願いいたします。

 ご訪問ありがとうございました!
 

こんにちは、

松浦です☆

日本の皆様はゴールデンウィーク中ですね♫
今頃はご家族と
楽しくお過ごしになっておられることでしょう!

ベルリンは今週末中あいにくの雨模様です☆
今日から一週間寒いみたいですっ。

雨の中、蚤の市へ行きますのでまだお返事を書いていないお客様
少々お待ちください帰ったら急いで確認いたします!

その前に、

後で登録するご本の一部を掲載いたします。

優美で、迫力のあるご本です



これがまた
大きなご本なのですよ。
梱包後ぎりぎり2㌔未満なので送料も結構高くつくのですが
それでも
ご紹介したい素敵なページがたくさん載ったご本です。








色鮮やかなイラストのページ、
このような鉛筆で描いたようなタッチの挿絵が
交互に楽しめるご本です。





お花の後ろの背景も
なんて素敵なのでしょうね。
このイラスト、挿絵というよりは
本の片面全面的に描かれた
大きなものです。





咲き乱れておりますでしょ(?)






こんにちは☆

松浦です。

さっき行って来たばかりの古書の市で
とても興味深いご本(医学書関係)がみつかりました。

※ややグロテスクな画像を含みますので
不快に思われる方は続きを読まれる事をお控えください。

本書
"Anatomie und Physiologie"
von WALTER LUSTIG (Zweite Auflage)第2巻1冊
解剖学と生理学のご本は
ベルリンのユダヤ人病院の医院長であった
Dr.Walter Lustig ( 1891-1945 )
によって書かれたご本です。











!!

すごい角度からの
心臓です、ね......



ナチスの支配下にあった時代のドイツ
ベルリンの真ん中では不思議な出来事が起こったといいます。

ユダヤ人が皆強制収容所へ送られ
ベルリンから完全に姿を消した頃
ベルリンにいながら約150人のユダヤ人が死なずに済んだ
というのです。

なんと、ナチスは病んでいたユダヤ人を病院に送り
体調を回復させた後強制収容しようとしたようで
このユダヤ人病院には病気や怪我のユダヤ人入院患者がいたのです。

著者Dr. Walter Lutig は
ユダヤ人病院の医院長でしたが自分自身ユダヤ人で
した。
この時代とても辛い情況下にあったに違いありません。

ユダヤ人病院には従業員が大勢いたので
ナチスは医院長の彼に
”従業員の中から計91人、不要な人物を選べ”
と無理矢理選ばせ、その91人は強制収容所へ送られ
(後に殺害され)たそうです。


この本が出版された1933年から5年後には
ユダヤ人だという事を理由に
医師免許も取り上げられてしまいます。


戦後
Dr. Walter Lutigは医師として復帰しましたが
あるとき、
ひとりの男が彼の元へやってきて
”私の母親はお前に殺されたんだー”
と叫びました。

ナチスの元で働かされた時代に
強制収容所送りになる91人を選んだ際
彼の母親がそこに含まれており
恨みをかったのです。

その騒動をソビエト(ロシア)軍が聞きつけ、
Dr. Walter Lutigの行いがソビエトの裁判にかれられました
”ナチスの医師だった”と判断された
Dr. Walter Lutigは
1945年判決によって処刑されました。

参考http://de.wikipedia.org/wiki/Walter_Lustig

Dr. Walter Lutigは
ナチスの時代たくさんの人をかくまって助けたという説、
そしてたくさんの人を殺したという説が両方存在しています。

真相は分かりませんが、
第一次世界大戦の最中
ボランティアで戦場医師を努めたような人物が悪い人とは
私には思えません。。。














こんにちは☆

松浦です


この家の中庭の草花も遅れて今満開になっています♫

1ヶ月ぐらい遅かったかな〜と思います。

ところで、



すごく綺麗な水彩イラストの
お花のご本が入荷,,,していました





が、
本品はこのブログを掲載完了するまでに
販売が終了してしましました。

しかし、
このご本また近日中仕入れる予定がございますので
ちょっとどんなご本だったかご紹介させてください☆

タイトル、
Blumen,die man liebt und schenkt

"愛され、贈られる花々”











ドイツの”可愛いぃ〜!”の詰まった
街のお花屋さんの人気者達をご本の中に大集合させたような
お品です。


ご本自体のプリントは60年代のお品ですが、
オリジナルの水彩画は古い時代の絵を選んでいるようですよ

気取らず、
心のこもったお花達の挿絵がたくさんで
ホっとさせられます♫

また入荷した歳には、お知らせしたいと思います♫





こんにちは☆

松浦です。

昨日、たのしいカフェ日記を書きましたが
そこで私は
実は半泣きになりながらティッシュ片手に
あるご本を読んでいました。。。

そのご本がこちら





”ハンナのかばん”というご本のようです。

日本にある、
非利益活動法人で

”ホロコースト教育資料センター”
という施設があるのだそうです。
ホロコーストの教育を通じて平和・共生・国際交流の促進
を。。。

という目的で、
ホロコーストの実態を知らない日本のこどもたちに
お話をされている団体のようです。

この資料センター代表の
日本人女性 石岡さんが資料探しの為に
自らヨーロッパに足を運びます。
偶然出会った様々な人々に助けら得て
集めた資料と、
かばんの持ち主の実の兄である
ホロコースト生存者の話を元にして
書かれたノンフィクション、



石岡さんがハンナを辿るきっかけとなったのが
アウシュヴィッツ博物館から
提供された少女ハンナのスーツケースでした。
(それはレプリカだったらしいですが)

スーツケースには
Hana Bradyという名前、たったそれだけの情報から
1冊の本を書き上げ、現代の子供達がホロコーストについて
学ぶことのできる程の情報を収集した軌跡も
すごいです。


驚く程事務的に、

”使える”は強制労働、
”使えない”と
判断したユダヤ人は容赦なく殺害するナチス。

強制収容所の話は
日本でも知られていますが、
実際には暮らしていた家からすぐに
強制収容所に送られ殺害されるのではなく、
ユダヤ人を強制的に住ませていた居住地区
「ゲットー」(ghetto)に先に送られました。
ここでの暮らしも惨いものです。


ハンナの身に起こった話の最後も衝撃的です。
居住地区から移動の指示がでます。

おにいちゃんにまた会えるかもしれない!という
淡い期待をいだいて、
友達の協力で汚れた髪を石けんで洗ったり
精一杯身なりを整えて
貨物列車でどこかも分からない場所に搬送されます。

付いた場所でも、何も知らされず
みんなある部屋に誘導され
うなる音を立てて重い扉がバタンと閉ったようなシーンで
終わるのですが
これがガス室だったのでしょう。


(収容所にガス室は実は存在しなかった。。。!
などという発言をする研究者がいるようですが
こちらではガス室の事実はホロコースト生存者の発言からも明らかでその存在を誰も疑っていません)

本当に悲しいお話ですが、
ご縁があって読んでいただくブログですので
そんな事があったのかと
心の片隅に置いていただければと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※このご本は児童向けに書かれた簡単なドイツ語で
現代のご本ですのでとても読みやすい文章です。

私物の古本(現代の本の中古)ですが
お読みになりたい方がいらっしゃいましたらお譲りいたします。

(単品送料700円のご負担のみをお願いします)
















こんにちは☆

松浦です。

今週も、ベルリンの可愛いカフェを
ひとつレポートしたいと思います。



レンガ作りの塀と柵のあるこの敷地、
に一歩踏み入れると






こんな可愛いデザインの階段のある
カフェがございます☆

ここはLiteraturhaus Berlinという
ギャラリーのような建物に併設されたカフェですが、
カフェの利用に入場料はかかりません。

クーダムの外れにあるのに大人気ですので
晴れた日のお庭とテラスは満席です。
(中も実は広いのですが)

今日も満席でお庭が空いていなかったので
地下にあるアーティスト系
本屋さんで30分程待ちました。

運良く噴水前の席が空き♫





リンゴのケーキと
カプチーノを。。。

お庭席の他にも、



この2階部分のテラスにも席があります☆
雨の日には屋根のあるテラス良さそうですね




ベルリンにお越しになることがあれば是非☆
Fasanenstraße 23 Berlin Charlottenburg
参考http://needleberlin.com/2012/02/02/literaturhaus-cafe/

※ちなみに、この向かいのスタバのカプチーノより
ここのカプチーノの方が安いんです...
おしゃれなのにお手頃ですねっ(驚)

日本で毎日急がしかった時、
私の癒しは
外国の素敵な景色やかわいいお店(の載った雑誌等)
を見て脳内トラベルすることでした。

このカフェ日記も
見てくださっているどなたかの
脳内トラベルに役立てば嬉しいです。



こんにちは☆

松浦です。

今、進められているすごい未来の計画を
何かのサイトで見たのですが
近い将来、宇宙で発電して電気を地球に届ける!!
という発電が始まるのでしょうか?

太陽に近くて効率よく、電子力発電に頼らない暮らしで
いいでしょうね〜。
一方実家では太陽光発電の装置(?)
を屋根に取り付けたらしく、
晴れたらよく電気が作れてお小遣いが
発生...!

するらしいんですが、
太陽光発電の取り付け代を発電で回収する前に
宇宙で効率よく安く発電できるようになったりして...

と思ってしましました。

宇宙移民計画すら最近本格的に現実的になって
建設に関わる人の(片道切符)
募集をしたりと...すごいですね☆

今が2013年
40年後ならまだ私、多分生きていますので
2053年にはそんな世界になっているのか
見当も付きません♫

そんな頃には、
今を振り返って
いろいろ語られていることでしょうね。

今日ご紹介するご本は、



今から125年前に出版されたご本なのですが、
当時の1888年を
“新しい時代”として生きた目線で
過去40年間のErinnerungen(memories/思い出?)
について書かれたご本のようです。



はっきりした模様のフレームのある
美しいご本です☆







こんにちは☆

松浦です♫

今日は、ご本ではないのですが
イタリアの古くて美しい置物が入手できましたので
ご紹介したいと思います♫








ひざや頬、指の先はほんのりピンク色に
美しく色づけされており
全体に丸みのある姿が優しいですね♫

これはひとつづつ手仕事で作られた
古い木彫りのお人形です。

この子が生まれたのは
イタリア最北端、ドイツとの国境にほど近い
ボルツァーノ県、ティロル地方
”Südtirol”(南チロル)
と呼ばれる街です。




南チロルの街にはそれはそれはたくさんのお城があり

参考 http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_castles_in_South_Tyrol

その一つが上の写真のチロル城、
現在は南チロル文化・歴史博物館が設置されているそうですよ☆

イタリアでありながら半分くらいドイツ系住民が
暮らしており、山景色の美しいこの街は
小さいながら古くから木彫り細工で有名な場所なのです。


そんな南チロルから縁あってベルリンの骨董市まで
来てくれたようです☆

ある程度古い置物ですので、細かい傷がございますが
概ね良い状態です。

アンティーク品に勝るとも劣らない姿ですので
素敵なインテリアになると思います♫






こんにちは☆

松浦です

日本ではさくらの時期に雪が降ったのが

今年で48年ぶり!
という噂を聞きました。

またまた寒くなっているのでしょうか!?

皆様お風邪をひかれませんように。。。

ベルリンは今春らしく晴れております♫
寒いですが、とりあえずお空が青いと街中賑わいをみせます♫

しかし、ドイツでは、日曜日に月1回以上
レストラン以外のお店が営業しては違法なのだそうで
今日は快晴の日曜日なのでシーンとしており
小鳥のさえずりが良く聞こえます。。。


ところで昨日、

アンティークショップから
カラーのイラストがとても素敵なご本が入荷しました☆
遅ればせながら、ご紹介致します☆





本書のタイトルは
Worte für's Leben
Lebensweisheit und Lebenstrost

内容は、
"Leben"=Lifeというテーマに関連する
有名詩人の詩や、詩の一部、
名言のようなフレーズの数々が
だいたい1ページに1作品、195ページに渡って綴られる
興味深いご本です。
ゲーテ、シラー、ハイネ、ヘッペル他
ドイツ有名詩人の作品も多数掲載されております。



ゲーテの
Das Göttlicheの一節の掲載が
はじめのページにございます。

Edel sei der Mensch,
hilfreich und gut!
Denn das allein
unterscheidet ihn
von allen Wesen,
die wir kennen.

(本当はもっと長い詩ですがここだけ)










シミの目立つページがございますが、
ご本の状態はしっかりしておりますよ。
文章は短く、比較的読みやすいご本です。

おそらく1890−1900年頃のお品です。

よかったら御覧くださいませ☆

こんにちは☆

松浦です。


私は実は”いつかボルドーに住む”
という夢を持っていましてフランスに憧れています。
ベルリンでも、
フランスの香りのするものを見つけては
喜んでいます。

昨日は、またひとつ初めて見たフレンチな
カフェに入ってみましたので

今日は久しぶりに趣味の
カフェレポートをしたいと思います。

フランス人の経営しているらしき
"cafe-de-paris"というカフェです。



http://www.mein-cafe-de-paris.de/

オーナーらしきフランス人のおじさんが
自ら接客してくれますし、
おじさん、何かしゃべる度にウインクしてきます。

でも、
メニューはなぜかおフランス感がなく
スパニッシュ風○○とか
アジア風○○と...
インターナショナルな感じでしたが(?)



写真フレームがいっぱいの壁や床のデザインが
レトロで素敵なカフェでした。




各テーブルの上にちょこんと
一輪差しのシューリップが可愛いですね







カプチーノには小さいクッキーが
おまけで付いてます♫

肝心の写真が取れなかったんですが、
ふわっふわのケーキのような自家製キッシュも
ありました。

ズッキーニとやぎのミルクのチーズのキッシュ、
その点はフランスっぽくて(?)
美味しかったです♫


(ちなみに残念なことにガレットはありませんでした)

こんにちは☆

松浦です。

今日はまたひとつ素晴らしい装丁の豪華な詩集が加わりました☆
続いてご紹介したいと思います。

その前に、小話ですが
ドイツには実は2つの

”フランクフルト”という街があるのです。

ひとつは、知名度の高い大きな都市
日本からの直通便の飛行機もあるフランクフルト

そしてもうひとつは、
ここベルリンから列車で1時間程離れたポーランドとの境目にあるフランクフルトです。

これって紛らわしいですよね。

なので、
これらのフランクフルトには呼び方があります。

大きい方のフランクフルトは
フランクフルト•アム・マイン(am Mein)


参考 http://de.wikipedia.org/wiki/Frankfurt_am_Main

ポーランドよりのフランクフルトは
フランクフルト•オダー(Oder)



なので、
窓口でフランクフルト行きのチケットを買おうとしたら
どっちか聞かれると思います


マインとオダーはそれぞれの街を流れる川なんですね。
綺麗な風景です♫

今日ご紹介する豪華詩集は
フランクフルト•アム マイン出身の作家



フリードリッヒ•シュトルツさんの作品集です。







この後登録いたしますね☆


こんにちは☆

松浦です。


今日は懐かしい事を
ふと思い出したのですが、
小学校へ通っている間、皆様は”何委員”でしたか?

私はですね、、、

”広報委員”
という、
誰も特にやりたがらない係が
やけに気に入っておりました♫

何かと忙しい割には
ベルマーク委員並みに目立たず

人気の放送委員や学級委員と違って,
限りなく志願者の出ないポジションでしたから
ほとんど広報委員でした。


もくもくとイベント用のしおりや印刷物を作ったり、
校内の指定された場所に、
月々の予定や谷川俊太郎の詩や
何かイラストをひたすら書いていましたね。


ところで
今日は子供のイラストの可愛らしいこちらのご本を
新規掲載しております。

また御覧になってみてください♫








1905年頃のご本です☆