本日の更新アイテム ☆ アンティーク 祈祷書
美しい留め具の付いたアンティークの祈祷書が入荷致しました。
表紙の素材は、合皮でしょうか
よくみると布の織地が見えます。
布ばりの本に、革にみえるような
加工が施されているように視えます。
表面は紙ではなく、クッション性のある素材です。
写真によりご判断をお願い致します。
汚れや擦れ、多少圧迫による曲がりが見られますが
ページの抜け落ちはなく、
ばらけそうにもなっておりません。
発刊内容からして 1901年と推測
(しかし表紙には1912年とあり)
内容 賛美歌の本(楽譜は無いです)
サイズ 約 12cm×18cm
厚み 約3cm
手のひらよりちょっと大きいくらいのサイズが
圧倒的に多い、
アンティークの賛美歌の本にしては
本書は大きい方です。
内容はドイツ語です。
美しい挿絵や
現代人に真似の出来ないような
達筆な手書文のページが含まれます。
実は、
留め具の一部ついた古書は、
アンティーク古書の市でよく見かけます…!
しかし、
悲しい事にそのほどんどは割れたり、
大半が取れたりし原型をとどめておりません。
祈祷書や聖書、賛美歌の本には
一体何の為に金具が付いたのだろう。。
宗教的な意味が有るのかしらと思っておりましたが
その謎はいまだに解けず…です。
(どなたか教えてくださいませんか?)
しかし、
分かった事は
この留め具こそが、
100年以上にも渡り、
圧迫によるゆがみや日々持ち運び時の衝撃から本書を守ってくれたのでしょう。。。
留め具があったからこそ、劣化が遅れ
そこに記された大事な内容は
手に取った人々に継承されてきました。
おかげさまで、100年前の古書も
現役で嫁に出せるのでございます。
留め具の部分を含め、丁寧なお取り扱いが必要なお品ですが
ヤケや傷みも歴史を感じさせる風合いで
アンティークとしての価値を高めつつある様に思います。。。
鑑賞用としてそっと飾っていただける方へ☆