☆お読みになりたい方お譲りします☆

こんにちは☆

松浦です。

昨日、たのしいカフェ日記を書きましたが
そこで私は
実は半泣きになりながらティッシュ片手に
あるご本を読んでいました。。。

そのご本がこちら





”ハンナのかばん”というご本のようです。

日本にある、
非利益活動法人で

”ホロコースト教育資料センター”
という施設があるのだそうです。
ホロコーストの教育を通じて平和・共生・国際交流の促進
を。。。

という目的で、
ホロコーストの実態を知らない日本のこどもたちに
お話をされている団体のようです。

この資料センター代表の
日本人女性 石岡さんが資料探しの為に
自らヨーロッパに足を運びます。
偶然出会った様々な人々に助けら得て
集めた資料と、
かばんの持ち主の実の兄である
ホロコースト生存者の話を元にして
書かれたノンフィクション、



石岡さんがハンナを辿るきっかけとなったのが
アウシュヴィッツ博物館から
提供された少女ハンナのスーツケースでした。
(それはレプリカだったらしいですが)

スーツケースには
Hana Bradyという名前、たったそれだけの情報から
1冊の本を書き上げ、現代の子供達がホロコーストについて
学ぶことのできる程の情報を収集した軌跡も
すごいです。


驚く程事務的に、

”使える”は強制労働、
”使えない”と
判断したユダヤ人は容赦なく殺害するナチス。

強制収容所の話は
日本でも知られていますが、
実際には暮らしていた家からすぐに
強制収容所に送られ殺害されるのではなく、
ユダヤ人を強制的に住ませていた居住地区
「ゲットー」(ghetto)に先に送られました。
ここでの暮らしも惨いものです。


ハンナの身に起こった話の最後も衝撃的です。
居住地区から移動の指示がでます。

おにいちゃんにまた会えるかもしれない!という
淡い期待をいだいて、
友達の協力で汚れた髪を石けんで洗ったり
精一杯身なりを整えて
貨物列車でどこかも分からない場所に搬送されます。

付いた場所でも、何も知らされず
みんなある部屋に誘導され
うなる音を立てて重い扉がバタンと閉ったようなシーンで
終わるのですが
これがガス室だったのでしょう。


(収容所にガス室は実は存在しなかった。。。!
などという発言をする研究者がいるようですが
こちらではガス室の事実はホロコースト生存者の発言からも明らかでその存在を誰も疑っていません)

本当に悲しいお話ですが、
ご縁があって読んでいただくブログですので
そんな事があったのかと
心の片隅に置いていただければと思います。


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※このご本は児童向けに書かれた簡単なドイツ語で
現代のご本ですのでとても読みやすい文章です。

私物の古本(現代の本の中古)ですが
お読みになりたい方がいらっしゃいましたらお譲りいたします。

(単品送料700円のご負担のみをお願いします)