古い楽器のご本と、謎に包まれた男の話

こんにちは☆

松浦です。

月末少しの間パリに行くので♫

今フランス関連のエピソードに
特にアンテナをはっています。

最近、映画の
マリーアントワネットを見たばかりだったので
何気なく今日、書店の売り場周辺を右往左往していると

こんなものが目に留まりました☆

(↓”GEO EPOCHE ”は現行品の歴史雑誌です。)



ででーんと
ドイツ語で"Der Sonnenkönig"

(日本でも太陽王、一緒ですね。)
とタイトルされる表紙のお馴染みのおじさんは
ブルボン朝最盛期、フランスの王様ルイ14世です。

んー、衝動買いです。。。


戦争が絶えず、なかなかまとまらない国で
絶対王政を確立。
あのヴェルサイユ宮殿まで建てた王様ですが、



二人の女を和合させるより、
むしろ全ヨーロッパを和合させることのほうが容易であろう。”

なんて、
面白い言葉も残しています。



ところで
現在は、バスティーユ広場となり
カフェやフリーマーケット、商業エリアとしてにぎわうこの場所

ここに起こった出来事の中で
誰にも知られず歴史の幕を閉じてしまった
不可解な出来事がありました。


ルイ13世の時代、パリには防衛のための要塞が在りました。
そこが後に国事犯の収容所として改造され、

国王が自由に発行できる”勅命逮捕状”によって、

捕まえられた人々が囚われる場所
バスティーユ牢獄となりました。

王政に異議を唱えた学者や人間以外ですら
危険と判断された資料もここに管理されたそうです。



そんなバスティーユ牢獄には、
こんな姿の鉄仮面の男(でも本当は布で顔を覆っていたとか)
が囲われていました。



他の囚人と比較してもとても丁重に扱われ
ビロードのお洋服を着て
散歩に行く事すら許されたという
(でも外で仮面を外そうとしたら殺害するからね!という条件付)



そんな不思議な環境で
30年以上も牢獄で高待遇を受けていた囚人。

彼の死後、
家具などは壊され燃やされ、
遺体の顔もつぶされて埋葬されたそうで

その男が誰だったのか
という最大の謎は今も憶測だけが
語り継がれています。

映画”仮面の男”で表現されたように、
本当にルイ14世の双子の兄弟だったのでしょうかね?

でも不要なだけだったなら、
王様の権限でとっくに殺されていても不思議じゃないような。

私は個人的に
"囚人はルイ14世本人だった...!"
という説が好きですね。


そんなわけで、この後


(※この仮面の男の画像は雑誌のページですので
販売中の古書のページには含まれません)
 
この彼の弾いてるような?
古い弦楽器のたくさん掲載された古書






を、登録したいと思います。