週末のボーデミュージアムとその周辺

こんにちは☆
松浦です。

急に春らしくなってきたベルリン。
色とりどりのチューリップのブーケでお迎えしてくれるカフェも増えてまいりました。
先週末は土曜日も日曜日も曇りない空が素晴らしいお天気でした。
そんな日は半年くらいなかったので、みんな大喜び。

せっかくのお天気でしたが、私の予定は全部インドアでしたw
日曜日はよく美術館へ行きます^^
ベルリンの美術館の年間パスを持っているので大体テーマを1つか2つに絞ってヘトヘトに疲れない程度に回って、
外で古書の市が開催されていたら、そこに寄ったり、
美術館のカフェで読書会があったらそれにも参加したりして
割と熱心に通っております。


今回はボーデ美術館の
ドイツ、後期ゴシックの部屋に行こうと決めておりました。

ボーデ美術館はとにかく展示が綺麗で気が散るのですが、
館内の地図があり106から109番だったか、部屋の番号を参考に
そこだけに集中して向かいました。


地域と時代別に部屋がきっちりと分かれているのがありがたい✨

この祭壇の部屋の素晴らしいこと。
こんなに近くで細かい作品を見ことができるなんて感激...

展示品をじっくり鑑賞されたい方は
こちらからバーチャルツアーに参加できますのでパソコン画面からどうぞ👇
https://bode360.smb.museum


ティルマン・リーメンシュナイダーのウィキペディアで見たことがある
ドラゴンを踏みつけている彫刻。

本物がこんな近所にあったのかぁ。
(辰年のところ申し訳ないけど)






この後、ボーデ美術館の本屋さんで興味深い
色彩に関する本を見つけたので自分用に衝動買い。

早速帰りにソロカフェ。(=一人でお茶しに行く事をそう呼ぶことにしました)
読み耽りました🍵


おもしろい...
私も含め日本人がよく信号が緑色のことを青色だと言って、海外で不思議がられるのですが
それには歴史的にも深い意味があったようです。

本書によると、1000年前まで日本には緑という概念がなく、
緑は青の変化の一部に過ぎなかった。
その名残が現代の表現にもところどころ残っているらしいです。

一方イギリスではオレンジが初めて輸入されるまでオレンジ色という概念がなく
赤っぽい黄色という風に表していたとか。
だからか、ある種の狐もリスも髪の毛なども
明らかにオレンジ色でも今でも赤と表現されますよねぇ。

あれ、でもちょっと待って...
トマトが青いのはわかるけど
1000年前に信号はなかっただろうにと思いつつ。


さて、
ボーデ美術館で惚れてきたので引き寄せたのか、
ティルマン・リーメンシュナイダーの作品集も数年ぶりに見つけてまいりました。
こちらももう70年前のご本になりますね。
1冊出品いたしますね。
https://archangel.ocnk.net/product/6079