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双子座になった人間と神の子

2014年01月24日

こんにちは☆

松浦です。


今週のベルリンはマイナス10度を下回る気温が予測され
例年より遅れて本格的なドイツの冬が到来し
1年ぶりの寒さに閉口しております。

クリスマスに15度もあったのですが、
急に25度も下がったのですから寒いハズですね。


ところで、
毎週の古書の市の帰りには
休憩を兼ねて
ベルリン絵画館へ寄るのが私の何よりの楽しみです。


絵画館のカフェはセルフサービスなので
仕入れた古書を捲りつつ気ままに過ごせて大好きなのです。


そんな絵画館に
甘美な表情で官能美を醸し出す
コレッジョの絵があるのですが



ギリシャ神話のレダと白鳥を題材としたものです。


この野生にしてはなれなれしい白鳥は...
鷹に追われている所をレダに助けられ
しめたとばかりにレダにアプローチしているゼウスの
仮の姿です。

(その鷹というのもゼウスの色恋沙汰に協力してあげた
愛と美と性の女神アプロディーテだったという、
ゼウスの自作自演でした。)


これは、
残念ながら破棄され
今は見る事ができないものもございますが

ミケランジェロもラファエロもダビンチも
また多くの画家が題材としてきた
テーマのひとつでした。


ダビンチ 現存しない絵


ミケランジェロ 現存しない絵


それで、

先日入荷しておりましたミケランジェロの素描作品集にも


この人気のテーマを題材とした

”レダの頭部習作”(テンペラ画)が載っておりましたよ



でも

あれ...
何かごついと思われましたか?

この時代
絵の女性モデルを見つける事が難しかったという事や、
ミケランジェロにとっては顔の部分は女性でも男性でもよかったという説や
ゲイだった等様々な見解もあり
この素描のレダはミケランジェロの趣味により
男性の顔で描かれておりますね。

(広大なストライクゾーンをもつゼウスでしたが、
男性には興味なかったと思いますが)


ちなみに神話の中の女性レダは
スパルタ王テュンダレオースと結婚している人妻でしたが
ゼウスに好かれ、
事情でゼウスの子供まで身ごもり卵をうみました。
(上のダビンチの絵に孵りたての子供達も描かれてますね)

レダ×夫×ゼウスの子として
神と人間の血をひく2対の双子が生まれたのです...


卵から生まれた子達は

レダと夫の子とされるのが
→カストールとクリュタイムネーストラー
レダとゼウスの子とされるのが
→ポリュデウケースとヘレネー


でした。
一般にはカストールとポリュデウケースが1対
クリュタイムネーストラーとヘレネーが
1対の双子とされるようです。

カストールは
人間の血を引く子で不死身ではないので後に戦死します。

ポリュデウケースは神の血を受け継ぎ
死ぬ事はありませんでしたが
カストールの戦死の件で
神の慈しみによって天にあげられ
仲良く双子座となったのだそうです。




めでたし めでたし?!






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