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読書の秋と、おかしなマイルールの話
2021年09月15日
こんにちは☆
松浦です
すっかり秋らしくなりましたね!?
ベルリンは朝晩肌寒く、週に3回は栗の木の落ち葉を掃除しているこの頃です。
落葉樹にもタイミングがあるようで、徐々に落ちてくれるのは助かります。
9月に入りベルリンの低木はいろんな色の実をつけています。
同じように刈り込まれ、なんの木だか区別のつかなかった通りの植物たちが
一斉に名刺を差し出しているようです。
お花の方も、もう寒さに耐性のある子たちの出番です。
ドイツにはいろんな種類のハイデ(このピンクの珊瑚のような花のバーゼンハイデなど)が出回るのですが
日当たりがそこそこ悪くても育ち、徐々に花が咲くので蜂さんに良いという事ですので
霜の降る頃まで好んで選ばれます🐝
私個人の方はこの季節から本とお茶を用意しニャンコを加えて執り行う
読書マラソンが始まっています😊
このブログを見ていただいている皆様の所もそうかもしれませんね☕️
そうそう、
よく、”どれくらい本を読むのですか?”とも聞かれるのですが、
どこまでが仕事用でどこまでが趣味かの境目がわからないのではっきりとは答えられないのですが、、、
娯楽として読む本の場合は速読でも多読でも無い、
マイルールを加えた独特な読み方をして楽しんでいます。
マイルールその1✨
4冊同時進行で読んでいる。
例えばこれらは全て最近読んだ本なのですが、
SNOW & ROSE (グリム童話にあるお話の一つのリテリング的な小説)
四季の詩集(選集)
フランケンシュタイン(クラシック)
Nature(エマーソン、エッセイ)
手元に読みかけの本が4冊あるということを(変な)基本のペースにしています。
なぜ4冊かというとですね、
4冊くらいだと、読み終えなければならないという空気に圧倒されず、
また、長時間読んでも疲れにくいのです。
1冊の本を一気に100ページ読むのではなく、25ページずつ4冊進めます。
だいたい週1になることが多いですが、読み終えた本があれば次の1冊を注文します。
同時進行読みには他にもメリットがありまして、
他の本を読んでいる間に一度忘れた単語を、また思い出すという作業につながり、
それを何度か繰り返すことができます。
つまり忘れることで記憶は徐々に定着するので、一気に1冊読むより効率よく単語を覚えられ、
身につけることができるのです❗️
(一夜漬けした単語ほど思い出せないですよね🤔)
マイルールその2✨
知らない言葉は辞書で調べる前に、まず画像で調べる。
辞書で調べると、その言葉がその本の中で本当に意味したかった物事が
薄らいだり、歪められる気がしませんか!?
一方イメージ検索すると、想像通りまたは意外な答え見つかり、これまた記憶に定着するんです。
例えばtortureは”拷問”ですが、
この意味を画像で学んだとしたらどれだけ刺激が強く、多くの具体例を包括しているでしょうか。
...そういう事です😅
ちなみにこの4冊、
うち3冊は内容の古い書物ですが、名作揃いでした。
フランケンシュタインに関しては世の中で、割と誤解されている話だとおもいますが
ホラーではなく、怪物も登場しません。
”理想的人間”の失敗作とその創造主が和解する事なく命尽きるまで苦しめあう
ただただ切ないストーリー。
それが書簡で伝承形式で書かれています。
いろんな意味でとても興味深いものでした。
マイルール その3✨
仕事や勉強に関係する本は電子書籍、娯楽として読む本は紙の本にしている。
これはなぜかというとですね、
本を極力良い状態で保管したい主義の私の場合、重要な箇所にカラフルな線を引いたり、注釈を乗せたりするのが
紙の本にはもったいなくてできないからですね😂
紙の本をさらに分類すると、最近の話題作としておすすめされるような本はソフトカバーで読みやすいものを。
ロングセラーやクラシック及び絶対100年後も読まれるだろうと想像できる、
個人的に絶賛する本は極力ハードカバーを購入しています。
ちなみに保管用と読む用に2部ずつ購入するほどのこだわりはございません💦
猫たちは私が本を読む間、肩にも膝にも乗せられないので毛布で包んで傍に。
さて、最後になりますが
近日入荷した素敵な古書を少しご紹介します。
含まれる挿絵ページが、どれもかなり美しいご本です↓
https://archangel.ocnk.net/product/5869
https://archangel.ocnk.net/product/5869
ワシントン・アーヴィングが1800年代に発表した
旅行記・伝説集、アルハンブラ物語のドイツ語版です。
稀な妖精デザインが美しい、
エンボス加工のアンティーク
https://archangel.ocnk.net/product/5868
https://archangel.ocnk.net/product/5868
アートな古本☆北部の都市風景 昔の風景 コレクション 鳥瞰図 マテウス・メーリアン 版画
https://archangel.ocnk.net/product/5865
https://archangel.ocnk.net/product/5865
内容の図面自体は15世紀(1600年代)のもので
Matthäus Merian(版画)とMartin Zeiller(テキスト)にで構成される
全16巻の Topographia Germaniaeのうち、
”Topographia Saxoniae Inferioris”や
”Topographia Electoratus Brandenburgici et Ducatus Pomeraniae ”
から選出された図版が28点(56ページ分)紹介されるという貴重な選集です。
もちろん1点のみの入荷ですので、今回ご縁のあった方はこの機会に是非どうぞ💛
尚、皆様にリクエストいただいた品々は
全てできる限りお探ししておりまして、ご希望に合いそうなお品が無事入荷しました際には
個別にメールを差し上げております。
それでは皆様、素敵な秋の夕べをお楽しみください🍁
松浦です
すっかり秋らしくなりましたね!?
ベルリンは朝晩肌寒く、週に3回は栗の木の落ち葉を掃除しているこの頃です。
落葉樹にもタイミングがあるようで、徐々に落ちてくれるのは助かります。
9月に入りベルリンの低木はいろんな色の実をつけています。
同じように刈り込まれ、なんの木だか区別のつかなかった通りの植物たちが
一斉に名刺を差し出しているようです。
お花の方も、もう寒さに耐性のある子たちの出番です。
ドイツにはいろんな種類のハイデ(このピンクの珊瑚のような花のバーゼンハイデなど)が出回るのですが
日当たりがそこそこ悪くても育ち、徐々に花が咲くので蜂さんに良いという事ですので
霜の降る頃まで好んで選ばれます🐝
私個人の方はこの季節から本とお茶を用意しニャンコを加えて執り行う
読書マラソンが始まっています😊
このブログを見ていただいている皆様の所もそうかもしれませんね☕️
そうそう、
よく、”どれくらい本を読むのですか?”とも聞かれるのですが、
どこまでが仕事用でどこまでが趣味かの境目がわからないのではっきりとは答えられないのですが、、、
娯楽として読む本の場合は速読でも多読でも無い、
マイルールを加えた独特な読み方をして楽しんでいます。
マイルールその1✨
4冊同時進行で読んでいる。
例えばこれらは全て最近読んだ本なのですが、
SNOW & ROSE (グリム童話にあるお話の一つのリテリング的な小説)
四季の詩集(選集)
フランケンシュタイン(クラシック)
Nature(エマーソン、エッセイ)
手元に読みかけの本が4冊あるということを(変な)基本のペースにしています。
なぜ4冊かというとですね、
4冊くらいだと、読み終えなければならないという空気に圧倒されず、
また、長時間読んでも疲れにくいのです。
1冊の本を一気に100ページ読むのではなく、25ページずつ4冊進めます。
だいたい週1になることが多いですが、読み終えた本があれば次の1冊を注文します。
同時進行読みには他にもメリットがありまして、
他の本を読んでいる間に一度忘れた単語を、また思い出すという作業につながり、
それを何度か繰り返すことができます。
つまり忘れることで記憶は徐々に定着するので、一気に1冊読むより効率よく単語を覚えられ、
身につけることができるのです❗️
(一夜漬けした単語ほど思い出せないですよね🤔)
マイルールその2✨
知らない言葉は辞書で調べる前に、まず画像で調べる。
辞書で調べると、その言葉がその本の中で本当に意味したかった物事が
薄らいだり、歪められる気がしませんか!?
一方イメージ検索すると、想像通りまたは意外な答え見つかり、これまた記憶に定着するんです。
例えばtortureは”拷問”ですが、
この意味を画像で学んだとしたらどれだけ刺激が強く、多くの具体例を包括しているでしょうか。
...そういう事です😅
ちなみにこの4冊、
うち3冊は内容の古い書物ですが、名作揃いでした。
フランケンシュタインに関しては世の中で、割と誤解されている話だとおもいますが
ホラーではなく、怪物も登場しません。
”理想的人間”の失敗作とその創造主が和解する事なく命尽きるまで苦しめあう
ただただ切ないストーリー。
それが書簡で伝承形式で書かれています。
いろんな意味でとても興味深いものでした。
マイルール その3✨
仕事や勉強に関係する本は電子書籍、娯楽として読む本は紙の本にしている。
これはなぜかというとですね、
本を極力良い状態で保管したい主義の私の場合、重要な箇所にカラフルな線を引いたり、注釈を乗せたりするのが
紙の本にはもったいなくてできないからですね😂
紙の本をさらに分類すると、最近の話題作としておすすめされるような本はソフトカバーで読みやすいものを。
ロングセラーやクラシック及び絶対100年後も読まれるだろうと想像できる、
個人的に絶賛する本は極力ハードカバーを購入しています。
ちなみに保管用と読む用に2部ずつ購入するほどのこだわりはございません💦
猫たちは私が本を読む間、肩にも膝にも乗せられないので毛布で包んで傍に。
さて、最後になりますが
近日入荷した素敵な古書を少しご紹介します。
含まれる挿絵ページが、どれもかなり美しいご本です↓
https://archangel.ocnk.net/product/5869
https://archangel.ocnk.net/product/5869
ワシントン・アーヴィングが1800年代に発表した
旅行記・伝説集、アルハンブラ物語のドイツ語版です。
稀な妖精デザインが美しい、
エンボス加工のアンティーク
https://archangel.ocnk.net/product/5868
https://archangel.ocnk.net/product/5868
アートな古本☆北部の都市風景 昔の風景 コレクション 鳥瞰図 マテウス・メーリアン 版画
https://archangel.ocnk.net/product/5865
https://archangel.ocnk.net/product/5865
内容の図面自体は15世紀(1600年代)のもので
Matthäus Merian(版画)とMartin Zeiller(テキスト)にで構成される
全16巻の Topographia Germaniaeのうち、
”Topographia Saxoniae Inferioris”や
”Topographia Electoratus Brandenburgici et Ducatus Pomeraniae ”
から選出された図版が28点(56ページ分)紹介されるという貴重な選集です。
もちろん1点のみの入荷ですので、今回ご縁のあった方はこの機会に是非どうぞ💛
尚、皆様にリクエストいただいた品々は
全てできる限りお探ししておりまして、ご希望に合いそうなお品が無事入荷しました際には
個別にメールを差し上げております。
それでは皆様、素敵な秋の夕べをお楽しみください🍁