中世末期の14世紀から15世紀のヨーロッパで流布した寓話、
一連の絵画や彫刻の様式の一つに
死の舞踏（しのぶとう）があります。
本書
HANS HOLBEIN
BILDER DES TODES
Hans Holbein (der Jüngere／息子の方),
1497年/1498年 - 1543年）
（意）ハンズホルバイン 死神集
タイトルは独自の解釈となります
同テーマの中でも
大変人気を集める作品を製作した
ドイツの画家ハンズ•ホルバインの作品を
紹介しているようです。
”死の舞踏”
死の恐怖を前に人々が半狂乱になって踊り続ける
...というテーマの流行中
印刷業者内で版権が争われるほどの人気だった
ホルバイン氏の木版画作品
おぞましく、しかし
目が離せない程惹き付けられるご本です。
一番始めの木版画、
"Die Schöpfung aller Ding"
横たわる人間の脇から新たな人間が生まれているように見えますが
創造主が、アダムの肋骨からイヴを作っている光景と思われます。
続いて、楽園追放が描かれており創世記を題材とするところから始まっております。
その他にも
老人の手をひいて歩き、
戦士を剣で貫き
王様も僧侶も脅かす
誰の傍にも必ず潜む死の陰。
死の概念にドクロの形を与えて表現し
日常を悲劇のメガネで覗いた風刺的品です。
あとがき Kurt Liebmann
ドイツ語
内容は中世の木版画ですが本書自体はは 1977年発刊品です。
インテリアやディスプレイとして、
洋書のコレクションにもいかがでしょう。
＜コンディション＞
良好。ハードカバー
目立つ破損はみられず良い状態ですが
70年代の古書につき若干の変化をご想定ください。
＜発送＞
本書は最安の方法ですと
全国一律700円（〜１kg）
普通郵便で発送可能です。
追跡番号や補償は追加料金でオプションからご選択ください。
