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書籍名
KUNST UND PLAKAT
（意）芸術とポスター


編集
John Barnicoat

現在（1970年代当時）見られるようなポスターは
どれも100年以上前のものではありません。
なぜなら、技術的に大型のカラーポスターを制作できるようになったのは1870年頃からだからです。

しかし、それ以来にもポスターは独立した芸術形態として発展し、
アール・ヌーヴォーを代表する画家トゥールーズ＝ロートレック、
象徴主義者やキュビスムの作家、バウハウスやデ・ステイル（De Stijl）の活動家、
そしてヒッピーやアンダーグラウンド・シーンの芸術家など、偉大なモダンアーティストたちをを常に魅了してきました。
多くの芸術運動がポスターに影響を与えて、ポスターもまた芸術にも影響を与えました。
本書で著者は、ポスターの始まりから今日（1970年代当時）までの歴史を、
政治、経済、大衆の好みやその他の社会的要因との関係を交えながら説明されます。
アートと社会の間に存在したポスターの特別なポジションが、いかに文化に貢献していたかがわかる
素晴らしい本です。
原作はイギリスの本ですが本作はドイツ語版です。
内容にイラスト点数は多く、
カラー72点、モノクロ200点の画像が含まれます。
カラーイラストのページの手触りが独特でカラフルですがポップな感じのしない
版画のような質感です。