故郷の片割れと赤い童話の本

こんにちは☆
松浦です


今日、本を読んでいると
こんな言葉をみつけました。


“Sprache ist ein stück Heimat -überall auf der Welt"

”世界中どこにいても、言葉は故郷の片割れだ”

のような、解釈を自分なりにしましたが。

日本で毎日通勤列車に乗り合わせても隣の乗客など

全く覚えていませんが

外国で

日本人が同じ車両で同じ方言を話しているのを聞いて

のほほん♪としたり...


そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。


母国語の音には、

瞬時に故郷に帰った感覚に陥るような

強い癒しの力があるのでしょうね。
(きっと)


昨日、ちょうど公園の売店にならんでいた所

たまたま日本人の男の子が私の前で支払いをしておりました。


支払いを終えた彼は、後ろに私がいるのを悟り
次の人の邪魔になってはいけないと
不慣れな硬貨のおつりを
財布にしまい終えてもいないのに

”あっどーぞ”と会釈し
レジの前からサッとよけてくれたのです。。。。。

マイペースに小銭を財布にもどし、

レシートをまったりと眺めながら

レジの人と無駄話の一つをしてもいいのに

”次の人の為に、迅速に退く精神”


日本人って
なんと気遣いのできる国民なのだ...(涙。)



ヨーロッパ生活で
私が忘れていた感覚が
ひとつよみがえった瞬間でした。


ところで、つづきは

故郷の土の匂いが伝わってくるような、
素朴なご本を1点ご紹介したいと思います。







可愛らしい挿絵の表紙の古書が入荷しました☆



Rosen am Strauch
約18cmx12cm (厚み約1,2 cm)

ドイツ語 
著 M. Rüdiger

1900年代初めのお品と推測いたします。
緩みはなく、本として読むにも問題のないコンディションです。

この童話に関する資料は乏しいのですが、
昔の文字も大きめにハッキリと記されておりますので
古いドイツのお話にご興味がある方、
お読みになる方にもおすすめです☆



カラーの挿絵は本の中にも含まれます。













それでは
またあした☆