ヘーラクレースの柱からミステリアスアイランドまでのSF繫がり

こんにちは☆

松浦です。

いきなりの地理ですが
ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸を隔てる海峡
スペインの北とモロッコの間に
”ジブラルタル海峡”という海峡があります。


”コチラ↓”



ギリシャ神話に出てくる
ヘーラクレース(ゼウスとアルクメーネーの子)
はある時十二の功業(命じられた仕事)
でゲーリュオーンの牛を取りに行く途中
巨大な山脈を登らなければなりませんでした。
しかしそれが非常に面倒だったので
近道をしようと考えました。

山脈さえ無くなれば道のりを短縮できる,,,
と考えたへーラクレースは、
巨大な山脈をその怪力で砕くことにしました。

ヘーラクレースは棍棒で山脈を殴り、その圧倒的な怪力で山脈を真っ二つにし山脈の下に横たわる大地もヘーラクレースの怪力に耐え切れずに吹き飛びました。

ヘーラクレースは冒険の途次、ジブラルタル海峡を通過した際に海峡の両岸に「ヘラクレスの柱」を残しました。

という事で、

スペインの国旗に描かれるこの柱がそうです☆



※実際にはこの岩山だそうです。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9F%B1




ヘラクレスの柱の話は
シリア人で古代ギリシアの作家、風刺作家のルキアノスが
西暦167年頃ギリシャ語で執筆した
『本当の話』 (Ancient Greek: Ἀληθῆ διηγήματα)

に登場します。

この『本当の話』及び同著者による『イカロメニッポス』という
作品が最古の
SF的小説では...
と言われています。



その後、

作家の空想に満ち溢れたサイエンスフィクションの文学が
が徐々に登場するようになります。
日本最古の竹取物語もSF小説かもしれません。



今日紹介する本書
Reise durch die Sonnenweltの著者
ジュール・ヴェルヌ氏
はまさにサイエンスフィクションを今に広めた人物のひとりです。






”人間が想像できることは、人間が必ず実現できる”
と。。

どこかの社長さんが言っているのを
を聞いたことが無いでしょうか。
これはヴェルヌ氏が父親に宛てた手紙の一節とも言われています。


余談ですが、
東京ディズニーシーのテーマポート
「ミステリアスアイランド」も彼のSF小説に登場する
登場人物が築いた秘密基地という設定でつくられているそうです☆


昔低俗だとか、子供っぽいと
バカにされた作品もその後科学の方が想像力に追いついて

いや、あの人は偉大な作家だ、予言者だったと
言われるようになるんですね〜