スイスの詩人が見た ローマの泉 



”Der Römische Brunnen”
ローマの泉 (参考)写真はイメージです
http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/S/Schoeck/S1272.htm


Auf steigt der Strahl, und fallend gießt
Er voll der Marmorschale Rund,
Die, sich verschleiernd, überfließt

煌めき噴きあげ 降りそそぎ
大理石盤 縁まで満たし
紗に覆わるるかに 満ち溢れ

In einer zweiten Schale Grund;
Die zweite gibt, sie wird zu reich,
Der dritten wallend ihre Flut,

次なる盤の底に落つ
そもまた満ち満ち
更なる盤波立て溢る

Und jede nimmt und gibt zugleich
Und strömt und ruht.

いずれも受け また与え
流れて 憩う





こんにちは☆

松浦です。


昨日の日記に書きました興味深いベルリンの古書店にて
購入しました。

詩集を1点、登録しました。







本書は
Conrad Ferdinand Meyer


の詩集です。
(噴水と著者の肖像は本詩集には含まれません)

裕福な家庭のおぼっちゃんとして生まれつつ
若くして父親の死、後に母親の自殺に面しており
不安定な青年期を送りましたが
母親の自殺が彼の自己回復のきっかけとなりました。

その後、訪れたイタリアでは
人文、歴史に大きな興味をいただき
Louis Vulliemin や Jacob Burckhardtによる影響を
受けたそうです。


生前は叙事詩、歴史小説も手がけた同著者ですが
本詩集は1912年に編集出版されたようです




コレクションにいかがでしょう☆