聖母子画の素敵な古書など

こんにちは☆
松浦です。

ベルリンは昨日、突然の嵐に見舞われ、
街路樹の葉っぱが全部吹き飛ばされたようです😮


日本の気候とは違って、ドイツではたまにこういう雨の無い台風のような?
風だけの嵐が起こります。
ゆらゆらと落ちていく葉っぱを眺めるのも秋の良さですが、一気に枯れ木の風景となりました🍁

お店にもシュトーレン、レープクーヘン、マーゲンブロット、グリューワインなど
さまざまなスパイスを使った季節の品々がどんどん並びはじめました。
冬籠もりの準備が加速するこの頃です🎄

クリスマスはまだ早すぎるかもしれませんが、
最近は聖母子画に関する素敵な印刷物も結構入荷しております。
マドンナ、マリアなどをキーワードに検索いただきましたら
他にもいろいろご覧いただけると思います。

https://archangel.ocnk.net/product/5895




https://archangel.ocnk.net/product/5895

https://archangel.ocnk.net/product/5904




https://archangel.ocnk.net/product/5904
https://archangel.ocnk.net/product/5740



https://archangel.ocnk.net/product/5740

ラファエロ画集の方は、本のようには閉じられておりませんので
壁に飾る古い絵をお探しの場合にも最適です!
私の携帯カメラではあまり伝わらないと思いますが😂
実際の印刷の色はかなり綺麗で感動します。
現代的なツルピカな印刷ではなく、ややマットで、アンティークらしい雰囲気があります✨


さて、
今週読んだ&読んでいる本の読書ジャーナルです。


1点目は話題作だったので、手を出してみた、サリー・ルーニーのノーマル・ピープル。
2点目は表紙の美しさに魅了されてジャケ買いしてみたザ・ミニチュアリスト、でした。

現代的な設定の前者と、17世紀のオランダを舞台とする後者。
この2冊は全然関係ないようで、どちらも18歳くらいの若者が主人公でした。
あまりにも異なる時代を生きる同世代の人の生き方を交互に読むと複雑な気持ちになりました。

ノーマル・ピープルの方はやや下品で子供っぽい恋愛小説...というような感じで、
本としては個人的にはあまり趣味ではありませんでしたが😮
ザ・ミニチュアリストの方は、癖&刺激が強めでかなり興味深いものでした。
表紙になっているのは主人公の女性が裕福なマーチャントである夫に贈られた
”自宅版ドールハウス”です。
主人公はその空室を徐々に装飾しようと、タウンワーク的なものでミニチュア職人を見つけ制作を依頼しました。

しかし後日その職人からは、主人公が注文したミニチュアに加えて、
頼んでいない品々、つまり外部の人間が知るはずのない家の調度品や生き物のミニチュアまで届くではありませんか(汗)

それはあまりにも繊細で美しく立派ながら、
珍しい椅子の模様や、犬のブチの位置まで正確に再現された不気味なものでした。
しかもこのドールハウスで起こったことは、現実に起こるという魔法までかけられているではありませんか(怖)

奴隷、プランテーション、当時の最先端ビジネスである砂糖の取引、
結婚感、宗教の影響力、同性愛、ウィッチクラフト、いろんなスパイスや海の匂い。
ミニチュア製作者は一体誰なのか、何か目的があるのか。

1680年頃のアムステルダムの雰囲気、文化、マナー、タブー他の都市とはまた違った価値観、
そこに当時の価値観にはそぐわないフェミニズムのエッセンスの加わった
歴史小説系サスペンス?(人間ドラマ?)という感じです👍
最後、思いがけない人たちが生き残ります😲


追記、
この本でも中心的な存在であり、当時の社会に大きな影響を与えるオランダ東インド会社。
そのVOCのマークの入った、キリスト教関係の小さな詩集も入荷しております...

https://archangel.ocnk.net/product/5914



https://archangel.ocnk.net/product/5914