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バルベリーニ美術館へ

2023年09月21日

こんにちは☆
松浦です。

ベルリンから実はドイチェバーンでも、普通の電車でもわりと簡単に行けるお隣町のポツダム。
行ってまいりました、多分12年ぶりに。
いつでも行ける場所ほど遠いところはないとはこのことです。

私はそもそも西側に住んでいるので、普通のSバーンに乗ること40分。(あれ、普通にベルリン市内の端の方いくより近いぞ)
その35分の間に大きな湖やちょっとした森も通るので、
ちょっとした遠足気分が味わえました。

ポツダム中央駅の北側の出口から歩くこと10分以内にあるのがこのバルベリーニ美術館。



ポツダムの印象。
なんて小綺麗な町。
まず道にゴミが落ちてないし。
ゴミ箱がない!

駅構内こそ、どこにでもありそうなショッピングモールでしたが、
一歩外に出るとベルリン的スラム感の一切ない光景。
広めの空と運河、手入れの行き届いた緑の眩しい庭園、
地図を確認するまでもなく目的地らしき歴史的建造物がその先にたち並んでいます。



いろいろ散策してみたいのはやまやまでしたが、
今回の目的は、ベルバリーニ美術館の誇るモネコレクションを満喫すること。
そして、10月末まで開催されているオランダ印象派展を全部見ることでしたので、体力温存の方向で。
あえて、他のものが閉まっている日曜日からの1泊で行きました。

ベルバリーニ美術館は、とても親切丁寧な場所でした。
館内に入る前からその行き届いたサービスを感じました。
まずオンラインでチケットを購入する際、だいたいの訪問時間を指定するタイムスロット式になっていて、
混雑がさけられる仕組み。

チケット(バーコード)をオンラインで入手すると、
入館前でもスマフォでオーディオガイドにアクセスできて
当日美術品の鑑賞をできる予習ができる(復習も)ようになっていました。
また、作家さんの人生をドラマにしたようなポッドキャストや学芸員さんの意見の動画も提供されていました。
昔はガイドというと、ガイドさんに案内されるか、美術館でヘッドフォンを借りて音声を聴きながら回る感じでしたよね。


そんなバルベリーニ美術館ですが、
ここにはモネの作品が38点も所蔵されています。(なんでこんなに空いてる?)
今回は期間限定の展示もあったので、
わたしと友人は3階までの展示品を4時間かけて観ました。。。
印象派、光と影展










美術館は頻繁に行って、1回の滞在時間は短く、集中して鑑賞。
どうしてこの順番にしてあるのか、キュレーターの視点を考えながらテーマごとに鑑賞する方がいいに決まっていますが、
なかなか行かないエリアの美術館となると、
やっぱり壁沿いに歩いて全部見たくなってしまうんですよねぇ。
ということで、全部みました。




バルベリーニ美術館にも、ベルリンの他の美術館のように
誰でも入れる併設のカフェがありますので、休憩は十分できます👍
こちらのコーヒーも美味しかったです。

この館内のカフェは、わざとそうしてあるのか白を基調とした落ち着いたもの。
点々をひたすら見て、疲れた目がしばし癒されました。

さて、体験談を1つ。
この美術館には、庭をテーマとした、作品がキュレーションされている部屋がありました。
そこのオーディオガイドを聴いていて面白いなと思った話があります。

当時の画家にとっては庭のとても大事な仕事道具のひとつで丁寧に管理していたそうです。
庭で育てた植物などを他の画家友達と交換したりして、モチーフとして使って、
技術に磨きをかけたそうです。
昔は描きたい風景やモチーフをググることなんてできませんものねぇ。
庭から作らなきゃ...

帰り際、一番気に入った絵の絵葉書を購入しました。


この庭の池、モネがその代表作である睡蓮の連作に没頭する前に
初めて描いた池なんだそう...!
豊かな感性とはこのことです。
日常のちょっとした部分にインスピレーションを受けたことがきっかけで、その後の人生が変わるのですから



追記
翌日、ちょっと街歩きしてからベルリンへ戻りました。
かわいい町並み



教会の広場は市場に。
カラスがお水を飲んでいる💗


突然の箱型図書館。いいなぁ、こういうの、治安が反映されていて
ベルリンにあったら絶対ゴミ箱と化すのよねぇ。


いい香りのロースターも発見。
美味しいコーヒー豆を買って帰りましたよ☕️
お店の方も親切で、私のコーヒーの淹れ方に合う感じに豆を挽いてくださいました。

ポツダムいいなぁ、また行こう















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