アンティーク洋書 1881年の書き込み

こんにちは☆

とうとう開きましたクリスマスマーケットから漂う

クッキーや栗の甘い香りに誘惑されながら

今日は一仕事終えてまいりました☆

帰宅するのが遅くなってしましまして、

日本はもう夜中もいいお時間ですので、

松浦からの返信を現在お待ちのお客様は28日(今日の午後)まで

お待ち頂ければとおもいます★

所で本日は、こんなご本をご紹介したいと思います。











本書はタイトル
Die Frithiofs-sage
Esaias Tegnr (著)
サイズ 約 20cm x 14cm (厚み約 1,8cm)
Esaias Tegnr(1782- 1846)はスウェーデンの小説家で

Frithiofs sagaオリジナルは1825年に書かれ、
本書はその後ドイツ語訳された本となります。
発刊年は内容から確認できませんが、1800年代後半と推測いたします。
1881年のこの時期
ドイツのどこかでクリスマスプレゼントとして贈られたものなのでしょう。
受け取った方は自分の名前と住所の入ったはんこを押して
大事に扱ったのではないでしょうか。
そんな事を想像させる以前の持ち主の名前、小さな書き込みが今も見開きの部分に残っております。













各ページ、内容全体にフレームがございます。

100年以上前にも
大切な人への”贈り物”
であった(?)希少なアンティーク本です。
アンティークのお好きな方へ...
再びプレゼントするのも
喜ばれるのではないでしょうか。




そんな...
1881年のクリスマスの書き込みがある古書ですが
この頃のドイツでは、
ビスマルクが同盟外交に励んでいました。

このちょっと前1870年にはプロイセン王国(ドイツ側)と
フランスとの戦争があり
それにドイツ側は圧勝でしたので
フランスの仕返しに備えるという事もあり
(周りをお友達にしてしまおうと?)
翌年の82年にはドイツ、オーストリア・ハンガリー、イタリア
で同盟を結んでいたのですね。

そうして敗戦し、孤立の一途をたどるフランスを差し置き
ドイツはヨーロッパの覇権を目指しはじめる時代に突入します。

その後...第一次世界大戦、第二次世界大戦でもリベンジならず
ドイツはコテンパンにやられてしまいますが。

今こうして手元に無事に在る事が
とても不思議に、運命的に感じられる
1冊の古書です。