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こんにちは☆
松浦です。


最近粉料理にはまっているわけではないのですが、

どうしても納得のゆく

シナモンロールが焼けず、今も葛藤しております♪

発酵待ちの間に

こうしてブログを更新しております。

スターバックスにある、
シナモンロールを外側から
ぐるぐる食べながら休憩するのが大好きな私。


ああいうシナモンロールをつくりたいのです。
(ドイツのスターバックスにはなぜか無いんです)

ところで、


随時ご紹介している、人気の古書ですが。

インゼル281番のご本についての

お話です。↓

このご本は
Das Kleine Blumenbuch

"小さな花の本”
というタイトルの古書です。

この素朴なカラーの挿絵をみていると

植物の好きな人が作った図鑑かな???

と思いそうですが。









この本のイラストを描いた作家は

Rudolf Koch 氏という
タイポグラフィーアートを専門にされている方でした。
(作品の一部)



タイポグラフィーとは
活字の事ですが
カリグラフィーアートとして
フラクトゥール文字(ひげ文字)やローマ字を
かっこ良くデザインされていた方なんです。

という事で、
彼の手に掛かれば

その辺の草花のイラストでも
ちょこんと花の名前が添えられて
1枚1枚額に入れて飾りたい程
格好良いアートに見えるのですね。















281番のご本についてでした。。。




(古書の説明は独自の解釈によります、ご了承ください。)
おはようございます☆
松浦です。

今、うどんが出来ました。




2時間前には
全くそんなつもりはなかったものの、

スーパーで冷凍の鶏肉を買ったと思って帰って開けると

中から

なんともエグいものが登場!!!

そう、鶏ガラだったのです。

どうしようもこうしようも、外はマイナス8℃?

もう後戻りは出来ません。


そこで、ガラを解凍してちみちみと洗い

ネギとニンニクで煮込み

とりあえず
鶏ガラスープをつくったのです。

”しかし私よ。何をする。。。コレで。(心の声)”

そこで思いついたのが
うどんでした☆

ドイツの小麦粉でできるだろーかと謎でしたが、

無心でひたすらこねました。

苦労の甲斐あり、開始から2時間後
麺はとっても理想的にゆであがり♪

鶏ガラとお味噌でつくったスープで数年ぶりのうどんを
いただきました。

今週は忙しさにかまけて料理をしなかった分

今夜一気に取り戻しました。

四国人だからこそ頑張れたまさかの手打ちうどん。

自己満足です。


ところで、今日はこんな古書を仕入れてきました




蝶が舞い、木々の緑が力強く
小道の井戸もノスタルジックですね。

素敵な山のお家の景色、
眺めるだけで幸せな気分になれます,,,






タイトル Liebens frühling

本書は
ヨーハン・ミヒャエル・フリードリヒ・リュッケルト氏
の詩集となっております。

(Johann Michael Friedrich Rückert 1788年- 1866年)

フリードリヒ・リュッケルト氏は
ドイツの詩人、東洋学者
であった人物で
本書の内容には『愛の春』
1820年代の作品も含まれます。


ドイツ語






リュッケルト氏は語学の天才で、
70種類の言語を習得したという伝説があります。

東洋学の教授でもありマカーマなどの東洋文学をドイツ語に翻訳することで抒情詩のスペシャリストと言われました。

そんな彼は後に

日本に関わる言葉も残しています。

”酒と美しい娘は日本の魔の糸。
経験を積んだ鳥もこれにはまんまと引っかかる。”



笑。。。

日本の女性と
何かあったのでしょうか

人間らしさが垣間見えて素敵な言葉ですね。




こんにちは☆

松浦です。

ところで、ヨーロッパを初めて電車で旅した頃、
(ドイツには行かなかったのですが、、、)


私は初めて見るイタリアの雰囲気に大変憧れ、
その経験は
以後ヨーロッパが大好きになるきっかけになりました。

(帰国してからイタリア語を習ったりしてもう、かなり影響されましたし →もう完全に忘れました)

そんなイタリアですが、
ドイツに住んでいると、わざわざ行く事がなく
今、意外に疎遠です。

しかし先日
パステルカラーの家が海辺にひしめき合うように建った
すごく美しい場所があるのを雑誌で見たんで

↓(画像お借りしてます)



次はこのポジターノという街へ行ってみたいです。

そんな大好きな

イタリアの風景を閉じ込めた面白いお品が入手できました☆



本のように閉じておりますが、
中は蛇腹のように広がります。








ここに綴られた
白黒の景色は
シチリア島のある街の様子です。


イタリア半島の西南の地中海に位置するイタリア領の島、
シチリア島は地中海最大の島です。

パレルモはその州都にあたります。

国際色豊かな文化を生み出した中世シチリア王国の古都。

パレルモとは、
その昔ギリシャ人に「パルノモス(すべてが港)」と
呼ばれたことが起源となっているとの事...












表紙の裏は地図になっております。

イタリアらしからぬ不思議な世界、
アラブ時代に造られた迷路のような旧市街には
今もアラブ・ノルマン様式の教会や貴族文化を今に伝える
シチリアン・バロックの貴族の館が建ち並び歴史を目の当たりにすることができるのだそうです,,,




このアルバムができる
ずっとずっと昔紀元前8世紀から開拓されてきた歴史ある場所なのですね。


見た事のない景色、
紙の上に焼き付けられた古都の映像を
机の上で再現されたい方に♪


サイズ 約12cm x 17cm ( 厚み約 8mm)
言語 イタリア語 フランス語 ドイツ語 英語
(写真の裏に4カ国語で説明が在ります)
こんにちは☆
松浦です


今日、本を読んでいると
こんな言葉をみつけました。


“Sprache ist ein stück Heimat -überall auf der Welt"

”世界中どこにいても、言葉は故郷の片割れだ”

のような、解釈を自分なりにしましたが。

日本で毎日通勤列車に乗り合わせても隣の乗客など

全く覚えていませんが

外国で

日本人が同じ車両で同じ方言を話しているのを聞いて

のほほん♪としたり...


そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。


母国語の音には、

瞬時に故郷に帰った感覚に陥るような

強い癒しの力があるのでしょうね。
(きっと)


昨日、ちょうど公園の売店にならんでいた所

たまたま日本人の男の子が私の前で支払いをしておりました。


支払いを終えた彼は、後ろに私がいるのを悟り
次の人の邪魔になってはいけないと
不慣れな硬貨のおつりを
財布にしまい終えてもいないのに

”あっどーぞ”と会釈し
レジの前からサッとよけてくれたのです。。。。。

マイペースに小銭を財布にもどし、

レシートをまったりと眺めながら

レジの人と無駄話の一つをしてもいいのに

”次の人の為に、迅速に退く精神”


日本人って
なんと気遣いのできる国民なのだ...(涙。)



ヨーロッパ生活で
私が忘れていた感覚が
ひとつよみがえった瞬間でした。


ところで、つづきは

故郷の土の匂いが伝わってくるような、
素朴なご本を1点ご紹介したいと思います。







可愛らしい挿絵の表紙の古書が入荷しました☆



Rosen am Strauch
約18cmx12cm (厚み約1,2 cm)

ドイツ語 
著 M. Rüdiger

1900年代初めのお品と推測いたします。
緩みはなく、本として読むにも問題のないコンディションです。

この童話に関する資料は乏しいのですが、
昔の文字も大きめにハッキリと記されておりますので
古いドイツのお話にご興味がある方、
お読みになる方にもおすすめです☆



カラーの挿絵は本の中にも含まれます。













それでは
またあした☆
こんにちは☆

今日は昨日の雪が残っているベルリンですが
空はいつもより明るく嬉しいお天気です♪

昨日登録しました分厚いご本をひとつご紹介します。




どれでしょう。

(上の古書たち一式は現在は完売品です)




正解は手前にあるシリーズ↓こちらでした。

p>





レッシングの作品集がまた一つ入荷いたしました。


サイズ 約11,5cmx16cm (4cm)

Lessings Werke
シリーズの内
第19話入った1冊となります。

詳しくは確認中なのですが、
小説、雑録、詩などいろいろ混ざった内容のようです。


Gotthold Ephraim Lessing (1729 ー1781 )
レッシングの作品集

ドイツ語です。












赤地に黒の模様が入り
中央のレッシングという文字もエンボスされております。





本書は4センチの厚みがあり、
背表紙のデザインも豪華ですので
本だなに立てて飾っても素敵ですね。

お気に入りのアンティークの本棚が
格好良すぎて中に何を入れるべきかと....
お悩みの方にも
おすすめです。



こんにちは☆松浦です。

今日の日記は完全な私事です。
友人夫婦に頼まれました。。。!

この場もお借りして募集させていただきたいのですが

友人夫婦
(奥さんコロンビア人/旦那さんドイツ人 
 英語 スペイン語 ドイツ語 フランス語 ロシア語 可能)
に頼まれ、日本人女性でオペア希望者を募っております。


いろんな国に住んだ事のある語学堪能なご夫婦です、
これまでアジアの文化には触れることは無かったので子供の教育にもいい影響を与えるのでは
と今回日本人に興味を持ったそうです。

ご夫婦の他は赤ちゃん(娘さん)と犬が1匹のご家庭です。

<要相談事項>
オペアの仕事内容
勤務時間(家庭の頼まれた仕事をする時間)
オペアの期間は希望者の方と様相談となります。
※ベルリンに既にいらっしゃる方でも、
7月ごろに語学学校にきたいと計画されている方でも
お知らせください。
複数応募頂いた場合、ベルリンで会ってお話できる方が優先となるかもしれません。

※7月始め~12月末頃の6ヶ月は継続できる方をと考えていますが、お互いが納得し手続きをすると延長も可能になります。開始時期の交渉もある程度可能です。

契約書に沿って
オペアとしてベビーシッターのような仕事を1日数時間まかされますが、学校に行く時間も持てます。
外で仕事をする時間は十分ないかもしれませんが、お小遣い程度の報酬が見込めます。
住む部屋は提供されます。

(ベルリンで街へも交通機関へもアクセスのよい場所です)

何か事前にスキルが求められるわけではないので、
子供が好きで、犬のアレルギーも無く仲良く暮らせそうであれば可能です。



ドイツの家庭で過ごしドイツ語や英語の勉強をしたり
異文化交流に興味のある方、
オペアを経験されたいという方、
子供好きな方、今ワーキングホリデーでこられている方でにもっとベルリンに滞在したいという方でもビザの切り替えが間に合えば可能ですのでご興味があればお知らせください。

(オペアとして期間延長が受理されると受け入れ家庭がサポーターになりビザが延長できたりもするのだそうです)

※既にベルリンにいらっしゃる方でしたら実際に会って詳細をお話できると思います☆
必要があれば私も同伴可能です。




積極的にご興味のある方(女性のみですが)
私のメールアドレスまで...
”オペアの件”というタイトルで是非ご返信お願いします☆
misakimatsuura@gmail.com



松浦

こんにちは☆

松浦です。

ドイツはやっとクリスマスツリーも回収され

お花屋さんや雑貨屋さんには早くも春のグッツが

並び始めました。

イースターグッツはこれからどんどん出てくるので

かわいいウサギやヒヨコのお菓子にわくわくさせてもらえる
季節の到来です♪



別件ですが、今日は
お馴染みインゼル文庫450番のご本を新たに登録いたしました。






”こんな子供の落書きみたいな絵
何なの?”

と思われる方もいらっしゃると思います。
この本は実はとても深いのですが
中の、1ページを今日はご説明したいと思います。

長文ですので、
お時間のある方にお読みいただければと思います。


あるドイツの詩人の作品で
こんなお話がございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

”哀れなハインリヒ”

ハインリヒは姿が美しく
、立ち居振る舞いは礼儀作法に適って、領民に慈悲を与える、非の打ち所のない騎士であった。

その名声はあまねく各地に響き、騎士に望まれる限り欠けるものとてなかった。

しかし彼は、あまりに欠けるところのない生活につい増長の心が芽生え、神罰により業病(ハンセン病)にかかり、その体は徐々に蝕まれてゆく。

それまでハインリヒに忠実であった人々も、彼が呪われた病にかかったのを知ると掌を返したように彼を見捨ててしまった。

なんとしても生きたいと願った彼は必死に治療法を探し、ついに名医からその方法を教えられる。

それは、

自ら命を捧げる穢れなき処女の心臓の生き血を全身に浴びるべし、という忌まわしいものであった。

あきらめたハインリヒは世から隠れて、
なおも彼への忠義を失わない一農家で不治の病人として養われるが、ある時そこの主人に問われて治療法を話したのをその家の娘が聞いた。

娘は命を捧げてハインリヒの病を癒したいと願い、両親に訴える。

両親は強く反対したが、
娘は精霊が乗り移ったかのごとく懸命に説得し、親たちもその純真な宗教的熱意に負けて許した。

ハインリヒもその申し出を戸惑いながらも受け、娘を連れて、治療をしてくれる名医の所に行く。

医師は、娘が自らの志で命を捨てようと願っているのを確認すると、彼女を裸にし、その心臓を切り出そうとするが、ハインリヒは娘の姿の美しさに心を打たれ、罪のない乙女を犠牲にして生き延びようとした自らの愚かさを深く悔恨して治療を中止させた。

娘は激しい宗教的情熱ゆえ、ハインリヒを非難さえするが、彼は娘を連れて帰路につく。

その時、忌わしい病は神の御手によって
すっかり癒されたのだった。
ハインリヒは並ぶ者の無い騎士として立ち直り、
娘を妻に迎えて、二人は幸福に生きて天の定めた命を全うし、
共に天国に迎えられた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

このお話は
中世ドイツの詩人ハルトマン・フォン・アウエ氏
(12−13世紀)
の代表作です。

ハルトマンの伝記によれば、彼自身は詩人であり
騎士でもあったのだそうです。
読み書きもままらないのが通常であった時代
学識豊かであったハルトマンの
文体は”水晶”に例えられるほど
硬質で純粋な美しさを持っている
と、称えられたそうです。


そういう前触れがありまして、
上の挿絵になっている騎士が
そのハルトマンです...

詩人達の死後100年以上後もたってから、
マネッセ写本という
中世盛期のドイツの代表的な140人の宮廷詩人の詩歌を収録したコデックス彩飾写本がつくられ
初版は19世紀に登場しました。

本書インゼルの450番は
その一部の複製になっております。

各挿絵の上に
名前が書いてありますので、
同情人物ひとりひとりに語り継がれる
様々な背景をたどってみるのも
本書の楽しみ方のひとつかなと
思います。













おはようございます☆ 
松浦です。

お正月明け、たくさんの方々に
ホームページに遊びにきていただきました。

素敵な本を探したり、地道な調べ物等
日頃の地味な作業も、
御覧くださる皆様のおかげで一層楽しいものとなっております。

当初、

私の扱う商品では、女性のお客様が大半かなぁーと
思っていたのですが

最近は、むしろ男性のお客様から多くご注文を頂きます。

ご自宅の
こだわりのインテリアに取り入れる小物として...

それから、
”人とは違う何か”を追求しておられる
奥様への贈り物として...

当店のドイツの古書をお選びいただけ本当に嬉しく思っております



ところで、
本日追加した1点を簡単にご紹介いたします☆






金色をふんだんに使い
エンボスで表現されるきらびやかな装丁が印象的な
ご本です。





見開きのページの紙のデザインも
なかなか凝ったものです。





背表紙の上部1カ所、
はがれがございます。
ご本のページはばらける様子もなくしっかりしております。






タイトル 
Am Bache
著 Renata Greverns

ドイツ語 
発刊年 1882年です。


タイトルになっている
Bachとは小川の事ですが、本書の内容は物語のようです。


130年以上の時を経ただけの
傷と汚れがややございますが、
見栄えのあるご本です。
本棚の中というよりは、
表紙を向けて飾られる場合におすすめです。

こんにちは☆

いよいよ明日から皆様本格的にお仕事が始まりますね。

私も日中コースを受けますので、
またご返信が日本時間の夜になってしましいそうでございます。

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。


ところで、
ティン缶は大好きながら

私の好みには滅多に出逢わない為
滅多に商品としての登録もいたしません。

そんな中
昨日は人目惚れの缶に出逢ってしまいました。

これが

その子なんですが。。。。





各面に、子供や婦人、植物、果実等
額縁に入った絵画のようなタッチで表現されております。










サイズ 高さ約6cm 幅約12,5cm 
    奥行き9cm


金属部分がスムーズではございません。
開封時はごゆっくりお願いいたします。

本品は”美術館のお土産用に造られたお菓子”
の入っていたティン缶と思われます。
製造年が不明ですが、
底の書式からしても
100年までは経過していないと推定いたします。

70−80年程昔の物と思われますが
錆も少なく表面の色味が大変美しい一品です。

アクセサリーや、裁縫道具、
大切なお手紙をしまっておくのも良いかもしれませんね。

こんばんは☆
松浦です。

ベルリン骨董市に
パリからディーラーさんが来ていました。
本当に素敵な物をいっぱい扱っておられ
ほどんど自分の買い物に終わりましたが

ドイツの品とはまたちょっと違う(?)
とても素敵な香水瓶をお店用に入手したので
ご紹介いたします...♪




小瓶の表には優雅にお散歩中の
婦人と騎士の姿がボタンの様に埋め込まれております。








ボトル自体も豪華ですが、
4カ所、きらきらの赤い石の装飾が施され輝かしいですね。
(赤い飾りのマテリアルはガラスのようです。)



サイズ 高さ約5,5cm 幅約4,5cm

本品は100年程昔のお品ですので、
金属部分がスムーズではございません。

実際中に香水を入れてご使用されるには、
密閉できずに蒸発する可能性がございますので
インテリアとしてのご使用がおすすめです。

宝石のようにアンティークガラス瓶を
おそばに置いて
パソコン操作で疲れた目を
癒してみてはいかがでしょう




<発送> アンティーク品につき、本品の単品送料は追跡ができて安心な全国一律700円の書留便にて承ります。
こんばんは☆

今日は、アドベンチャーな作家さんの古いご本があったので
ご紹介したいと思います。



ベルリン古書の市より買い付けました。
小さめで可愛らしいアンティーク洋書です。











タイトル Unter dem Äquator
著 Friedrich Gerstärker (1816-1872)
本書の発刊年は1880−90年頃と推測します。
ドイツ語

サイズ 約14,2cmx10cm (厚み約3cm)

Friedrich Gerstärker氏はドイツの作家です。
有名なテノールオペラ歌手の息子として誕生しましたが

”船乗りになり、無人島に漂着し、独力で生活を築いてゆく姿や冒険,,,”

を描いたイギリスの小説
ロビンソン・クルーソー(Robinson Crusoe/ロビンソン漂流記)
に憧れた彼は若くしてアメリカへ渡りました。


消防士から商人、農家の手伝いも行い
行く先々で得た仕事をしながら
北アメリカ、南アメリカ、太平洋の島々、オーストラリアを放浪旅し1843年ドイツに戻ってきたそうです。。。。










現在はインターネット一つで
地球の裏側で起こっていることもすぐにわかってしまう時代になりましたが、

本書は約170年前の世界を自分の目で見て回った人物がその観点から表現するストーリーです。


当時の方にとって
海外旅行なんて手軽にできる経験ではなかった事でしょうから
このような旅人時代を経て作家になった方の作品をきっと
わくわくしながら読んだに違いありません。

このご本にも当時の持ち主
ベルリンにお住まいのウィリーさん
のお名前入りスタンプが押してあります。

わたし自身、ドイツに縁あって身を据えるまで
そこそこ各国を
仕事しながら自力で渡り暮らしましたので
冒険に憧れる気持ち...

とても共感できます。


平和な暮らしの中で
フェイドアウトしていた
そんな気持ちを思いださせてくれた古書でした。

本書は1500円で販売中です♪






ベルリン蚤の市
古い印刷物、紙ものを扱うお店より買い付けました
古い絵はがきです。




もともと
同じお店に置かれていたらしい、
3種のカードを1組にしております。












ぷっくりと赤い
りんごほっぺの子供達の表情がとっても愛らしいイラストですね。

また裏は全て未使用となっており、
インテリアとして使っていただく以外
カードとしてもご使用いただけます。




古き良き時代の温かさ
素朴さが伝わってくる素敵な3枚のカードです。

それぞれの方法で
お楽しみいただけますように。。。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

おまけ猫



やっと届いたソファーで
ゆったり過ごす猫達。。。



前のソファーは重傷をおってしまったので
彼らがばりばり ばりばりやっても
傷が目立たない様な
素材を導入しました。

ドイツには、
出品無料の不要品向けオークションがあり
掲載すると粗大ゴミでも
市内の引き取り手が結構すぐに見つかるので助かります。



こんにちは☆

私の冬休みも残す所あと3日となってしましました。
7日からまた学校の日々です。

ともう季節外れの(?)
グリューワインにレモンを絞っていただきながらしみじみしております。
グリューワインは甘いだけでなく、
あらかじめスパイスがいろいろ入っており、
余っても、肉料理や紫キャベツの煮込み料理にも使えて
調味料としてとっても便利なので
年中あって欲しいですね。


ユダヤのことわざに

”ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。
その時間にあなたの心は休養しているのだから。”

というのがあります。

人間、
絶対やらなくてはならない事以外の事
を、している時こそ
”ふっ”と良い事を思いついたり
他の人の事を考えたり、
急がしい時に見落としていた
大切な事に気づけるんですよね。

日本で仕事をしていた時は
本当に起きてから寝るまで忙しくて
立ち食いうどんを食べる時間さえ5分かかるかどうか
っていう暮らしをしていたんです。

でも、
無駄だと思わずに一息つくのは
意義ある事だったんだなぁと
今は思っております。





ところで、
カップはカップでもマグカップではないのですが、

小さくて
とても素敵なバラ柄デミタスカップをご紹介いたします。

以前全く同じものを取り扱いましたが
ご縁があっての再入荷です★






陶器のカップですが、
ステンレスのカバーに包みこむような形で使用します。



ソーサーの直径が約9cmです。






骨董市より入手したお品につき
アンティークとタイトルさせていただきましたが
実際の製造年は不明です。

40−50年程前のお品と推測いたします。

ステンレスの部分に輝きがございませんが
陶器にひび割れや、カケは無く
状態は良好です。


ドイツではこのようなデミタスカップ(Mokkatasse)
もティーカップトリオと同じくコレクションカップとして
多数製造されております。


本来の使い道以外にも
フラワーアレンジや...

ミニハーブの寄せ植えに利用するのも良いかもしれませんね




小さな芸術、ドイツの古いデミタスカップ
です...
こんにちは☆

ドイツは2日からすっかり
平日の空気を取り戻しております。

普段通りの平穏な静けさが何より好きな私は
平日が戻って来て一人喜んでおります♪

コーヒーのこぽこぽと抽出される音や、
時計の秒針が動く音、
海の音、
静けさの中のそんな音に癒されるんですよね。

今はもうハワイには住んでいないので、
海の音は全く聞こえなくなってしましたが。



ところで


人間がリラックスしたり幸せを感じているときというのは
呼吸を1分間に18回しているそうです。

人間が海の音にリラックスできるのは
1分間の波の打ち寄せサイクルに関係していて、
それがまた世界中どこの海でも約18回なのだそうです。

時計を見ながら計算して18回呼吸するのは疲れますが、
波の音を聞くイメージと
地球のリズムに併せて呼吸をすると
ほっと落ち着くかもしれませんね。

そんな海の話とも
無理矢理関連づけたい
シックな青いご本を1冊ご紹介させてくださいね。










美しいご本が入荷しました☆

以前他の作家さんの作品集としてご紹介したこと
のあるシリーズですが、
レースのあしらわれた宝石箱のような1冊です、

タイトル Heinricg Heines Sämtliche Werke
12巻完結のシリーズの内本書は
7−9話の入った1冊です。

ドイツの詩人ハインリッヒ・ハイネ氏
(Christian Johann Heinrich Heine、1797-1856)

恋はなにものも怖れない。
いざとなれば、死神という天下無敵の強者のとこへ走っていき、それを味方にする用意がある。
死神を味方にした恋くらい強いものはない。

の格言を今に伝える
”シェイクスピア劇の女性たち”
,Shakespeares Mädchen und Frauen"や

ルートヴィヒ・ベルネ覚書( Ludwig Börne, 1840年)
が内容に含まれます。

カール・ルートヴィヒ・ベルネ
(Karl Ludwig Börne, 1786年1837年)は
ドイツの政治的作家、文芸評論家であった人物で
ハイネと対立する立場にありました。

ルートヴィヒ・ベルネ覚書については
タイトルからして当時
批判の声も上がったそうで、
今日でもいろいろな見解があるようです。

 

本書自体の発刊年は
1880年−90年代と推測します。

サイズ 約13cm x 18,5cm (厚み約3,8cm)
ドイツ語です。












よくみると金色でエンボスされた部分に
小鳥やお花の柄が入っております。

本としてしっかりしており
目立つダメージもない美品です。

ハイネのシェイスクピア論にご興味のある方にもおすすめです。



明けまして
おめでとうございます!!


といいつつも、今は年越しの花火がばんばん上がっていまして
ドイツはもうすこしで新年を迎えます。

ブランデンブルグ門のごったがえしに繰り出す若者達をさしおき
人の多い場所へ行くのは苦手なわたしは
家でしっとりを選びました。



今日はベルリンは4万人が訪れているそうで、
普段徒歩10分の近所のスターバックスからお昼
家まで歩いて帰るのに
45分かかりました。


人をかき分けて帰ってポストを明けると、

今年お世話になったお方で
それはもう素敵なアトリエショップを経営されている
KS様から私宛の贈り物が!!
入っておりました♪


そのまま飾っておきたい程のセンス溢れる
ラッピングをほどくと
そこには...


アンティーク感&高級感いっぱいの
お手製のドイリーが入っておりました!





いつまでも眺めては撫でていたくなる
素敵なお品,,,,
敷くのはもったいないので
額に入れて飾ろうかしら、というような
美しいお品を
わたしなんかの為につくっていただき
本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。


早速、
ドイツの140年前のアンティークと一緒に
置かせていただきました。
私の扱うアンティーク古書達が
新たなオーナーを見つけて旅立つまでの短い間
綺麗に飾らせていただきますね。



KS様改めましてメールさせていただきますが
こちらからも、お礼申し上げます。




2012年は激動の1年でございましたが、
お店やオークションを通してこうして
皆様と巡り合わせていただき、
素敵なご縁を持てました本当に幸運な年でございました。


そしてお客様からのお声がけを頂戴する度、
励みとなっております。

まだまだ至らない点が多いお店ですが
今年もどうぞよろしくお願いいたします☆





松浦美咲
こんにちは☆
2012年もとうとう最後でございますね。

今頃皆様は、すっきりと片付いたお部屋でゆっくりお寛ぎになっていることでしょう。

忘年会、お仕事納め、年末のお掃除、お正月の買い出し等
大忙しの日々、
本当にお疲れ様でございました。

ある、お片づけのプロの方がブログで

こんな事を言っておられたのですが、

綺麗になったお部屋にお花を飾るのではなく、
汚れやすい所にお花を飾る。。。

のが秘訣なのだとか。
お花を飾ると不思議な事にそこからどんどん片付くのだそうです。

それも、ブーケなどではなくコップに切り花をちょこっと
などお手入れしやすく、
お値段も可愛らしいお花を
”毎日欠かさず飾る”
のがよいのだそうです。

確かに、テーブルの上に生花があるだけで
周りを汚してはいけないような、
お行儀よくしなければらならいような
気分になりますね。




ところで、
お花モチーフの素敵なアンティーク小物入れが入荷いたしました。




ベルリンの骨董市にて見つけた古い小物入れです。

アンティークなアクセサリーをあつかっておられるショップの
ブースにて購入しました。




立体的なバラ柄のデザイン、
古く暗く、
(5円玉のような色です)



側面にも柄が入っております。



裏面はシンプルです。



小さな小物入れですので、
あまりスペースはございませんが
古いブローチや
ガラスボタンを入れて飾っても素敵かもしれません。



普段遣いにはもちろんのこと、
壊れてつかえなくなってしまった大切なアクセサリーの
あたらな居場所としてもいかがでしょう。







サイズ 約7,5cmx7,5cm (高さ約 3,5cm)

それでは、
どうか皆様良いお年をお迎えくださいませ。



松浦
こんにちは☆

今日は、
朝からサプライズ☆がございました。


日頃お世話になっているお客様より
とっても美しいお品をいただいてしまったのです....




この、
アンティークな小物とも相性の良さそうな
ステンドグラスのようなお飾りは
アメリカでつくっておられるのだそうで、

もうどこに飾ろうかと
もってはうろうろし
今は窓の傍にそっと飾っております。





ヨーロッパの小物とはまたちょっと違うような

自由な色遣いが素敵ですね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

K様
大切に、リビングの目立つ所のデコレーションに
使わせていただきます!
本当に、ありがとうございました☆


ちなみに
ステンドグラスの歴史は
日本ではわずか100年程らしいのですが、

9世紀にフランスで始まり
21世紀の現代に至るまで様々な技法や時代背景のできごとや
芸術の影響を受けながら変化しつつある芸術なのだそうです。


ガラス製品の
作りだす光の線や
色の変化って、本当に魅力的ですよね。


























こんにちは☆

今年のクリスマスは、
てっきりホワイトクリスマスになるとばかりおもっておりましたが
ドイツはイブから驚く程暖かくなり 
なんとミュンヘンの方では20℃以上になったそうです。

我が家は今クリスマスらしく
巨大なダックを焼いております。
2日前から下準備したお料理ですので、後でおいしくいただける事でしょう。。。。

日本の皆様もそれぞれ素敵な1日だったでしょうか。

今日は、
素敵なご本が1点ご紹介できます。



本書のタイトルはChristliches Vergissmein nicht
Christliches Vergissmein nichtとは
まさに表紙のイラストの花
”忘れな草”を意味します。



こんな昔話を聞いた事がないでしょうか。

その昔、
河原を騎士と婦人が散歩しておりました。

川面に小さく多く美しい花が流れて来たのを見つけた婦人が
あのお花綺麗ね...と一言。

騎士は婦人の為にその花を取ろうと川へ飛び込みましたが、
着ていた鎧が思いのほか重く溺れてしまいました。

掴んだ花を婦人に投げながら
”どうか私を忘れないでほしい”

その言葉を最後に騎士はその川で亡くなり、
婦人は生涯その花を髪に飾り続けました,,,


”忘れな草”
英語でもドイツ語でも日本語でも

”私を忘れないで”

という意味の名前が
この花に付けられた由来は
ドイツの伝説が起源になっております。




この古書は、中がカレンダーのようになっており
ページの半分は祈祷書のように助言が書かれ、
下半分は空白になっており
日記の様に書き込んで使用できるようになっております。

大切な人のお誕生日が記されていたり
以前の持ち主がどんな方であったか、垣間見えるひと品です。



内容 祈祷書/メモリアルブック ドイツ語
サイズ 約8,5cmx 12cm (厚み約2cm)




























特別な思いを伝えたい方への
贈り物にされても素敵ですね。





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猫日記


”にゃんだー?このいい匂はっ”
毛糸で遊んでいる場合じゃないぞ...





Ente!!






こんにちは☆

今日は、家を出た瞬間雪がちらつき始めまして

傘が帽子がいるかな?

と思いつつそのまま外出した所、

帰る頃には自分の頭や肩の上まで盛り盛り積もっておりました。

ここ数日0℃もあれば

”あ、あまり寒くないな♪”

とほっとする日々が続いておりましたが,
いつもの格好で外出し久しぶりに
マイナス8℃ぐらいになると焦りますね。
この8℃差は...


そんな中


アンティークショップのブースにて入手いたしました☆

桜のようなお花柄の素敵な古書です。
以前同品をお取り扱い致しましたが
ご縁があって本日再入荷致しました。



背表紙にもこのように美しい柄が入っております。























家具や気品溢れる衣装に、天使,,,,
心惹かれる
美しい挿絵も数多く含まれます。






テープで修復された跡が所々にございます。
長年大切に読まれてきたご本なのですね。








本書のタイトルは Aus dem Leben meiner alten Freundin
著 Wilhelmine Heimburg

第1巻の1冊です。

発刊年は同シリーズの発刊年から推測し
1890年頃でございます。

コレクションにいかがでしょう☆



ところで、

松浦家は実家にも猫がいるのですが

お外から帰ってくると

父に足を拭かれ、

その後こたつに飛び込んで丸くなるという

典型的な日本の猫ライフをおくっているようです。

ベルリンの我が家の猫にはそんなこたつがないので

彼ら、ランプの下やパソコンの上で

寒さをしのいでおります!






こんにちは☆

今日は届くはずであったソファーが来ず

”新年に入ってから届くかもしれません”

と知らせを受けました!

古いソファーの回収の方はしっかり来てくださり、

スッキリ無くなったは良いのですが。

お客さんが来るのに座る場所もなく

どうしよう。。。。。。。と

動揺を隠せない松浦です。


しかし、
欲しかった縦長の型のコーヒーメーカー↓を
クリスマスプレゼントに頂くというハッピーな事もあり
嬉しいやら悲しいやらですが

毎日のコーヒー時間が一層楽しくなりそうです。




そんな中、
可愛らしい古書が2点ご用意できました。




同じ方のところに何十年も一緒に在ったご本2点が

この度ご縁があって入荷いたしましたので
セットで販売しております。







Klassisches Vergißmeinnicht von Clara Braun

Gedenkbuch (メモリアルブック)
友情、愛、知識などについてのいろいろな
お話が載っているようです。


ドイツ語
1893年頃発刊と推測します。

サイズ 約7,5cmx10cm(1,8cm)










こちら箱入りの黒い小さな古書は
祈祷書となっております。

1913年発刊
ドイツ語
サイズ 約8,5cmx13cm(1,4cm)

また、
赤い古書の中は桃色のフレームに
蝶やクモの巣、猫、鶏も登場し
とても個性的なデザインです。














どちらもページの端が金色に着色されており、
ぱりっと開いたページに光があたると豪華な一面も垣間見えます。
素敵な書き込みが残っておりますが
目立つダメージもございません。

小さく、
またと無い様な可愛らしいデザインの古書のセットです。


撮影用に、
またはコレクションにもいかがでしょう☆