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こんにちは☆

今日はとっても気温が上昇し、連日の雪もすっかり溶けて

とても歩きやすいベルリンです♪

今、ちょっと別件で追われており

今日中に間に合わないのですが

明日には,,,

挿絵がいっぱいの

ロミオとジュリエットのアンティーク本を

登録いたしますね

(ちらり)



いつものようにパソコンに向かっていると

猫が電卓片手にお手伝いに来てくれました。


しかし。。。




ずらりと並んだ数字を見た瞬間....


ヤル気を失ったようですね彼は。




アンティークショップにて頼んでおいた
格好良い一品が入荷いたしました☆

早速ご紹介したいと思います。







活き活きとした倉草花の溢れんばかりの表紙の本書は
ドイツの古い詩集です。


Meine Sterne, Stunden Der Weihe, Eine Sammlung Auserlesener Gedichte Und Denksprüche

Carl Scholl著

内容は詩集になっております。
詩の隣には、大変美しい挿絵と
見開きのページには手紙のような書き込みが含まれます。









本書の発刊は1800年代後半ー1900年事と推測いたします。
緩み歪みなどなく状態は良好です。



Meine Sterneは私の☆星という意味です。
個人的に、
名前のイニシャルがM&Mなので...
表紙のMの豪華さにも惹かれます。
詳しくは商品ページを御覧いただければと思います。

それから
蚤の市からバラ柄のご本も入荷いたしました♪





こちらもなかなか素敵でございます。

ところで、

大変お世話になっているお客様から...
またまた頂戴してしましました。



K様、重ねてお礼申し上げます。
ご当時お菓子や日本のわかめスープにお餅まで,,,,
ものすごく癒されました。
わかめスープのパッケージの食器が
アンティークのティーカップ風で
これまた斬新でございます。

またお気に入りいただけるものをお届けできるよう
努めて参りますね。

いつもありがとうございます。



ーーーーーーー追伸ーーーーーーー

12月16日現在こちらでご紹介したバラ柄のご本は
販売終了いたしました。
おはようございます。

日本は一足早く週末ですね☆

こちらも寝て起きたら土曜日です♪

明日は吹雪いていませんように....
そして蚤の市に出店がありますように...

今日は1週間前に買い付け、
商品登録の間に合っていなかった素敵なご本をようやく掲載いたしました。

こちらです...







素敵な装丁のシラーの作品集が入荷したしました。
重厚な古書がお好きな方におすすめの1品です。

タイトル Schillers Werke
WallenStein Ein Dramatisches Gedicht in Drei Teilen

Friedrich Schiller

サイズ 約24,5cm×17cm(厚み約3cm)
発刊年未明記 1880-1900年頃

内容は戯曲メアリー・ステュアート や
ヴィルヘルム・テル等を含みます。

テルの活躍した場所ではなく
ドイツワイマールにいたシラーは、
古くから民衆の中に残っていた伝承と
当時親しかったゲーテの語るスイスの話に
啓発されて『ウィリアム・テル』を
書き上げたという説があります。


















中のページの状態も良く、
挿絵がたくさん含まれます。

こちらの小さなお写真では、
本書の迫力が半分程しかお伝えできませんが、
とても印象的なご本です。

シラーの表現しようとした世界観、人間性、美学に
触れる事のできそうな一冊です。




<発送につきまして>
☆本書は大きなサイズのご本です☆
書留発送の送料が2000円/1冊で梱包後およそ1,3kgとなります。2キロ未満の同時梱包が同送料内に可能ですが複数ご購入になる場合ご本の重さを事前にお問い合わせいただくことをおすすめ致します。

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おまけ猫

”はさみフェチ?な一面”

おはようございます。

今日は珍しいご本を入手しましたので

さっそくご紹介いたします♪

ゲーテのファウストのインゼル文庫が
あったのです,,,

たまたま縁が合って入手できるまで
知りませんでした。














買い付けをしていてこれまで見た事がなかった
61番 ゲーテのファウストです。













日本では入手は難しい逸品でしょう...

ゲーテファンの方必見インゼルのビンテージ本です。
Goethes Faust in ursprünglicher Gestalt
Nr. 61

Johann Wolfgang von Goethe

”ゲーテ ファウストオリジナル版”(訳は独自の解釈です)
です。
ファウストはゲーテが60年の歳月、
ほぼ生涯を費やして書き上げました。

戯曲『ファウスト』は1797年の初稿『原ファウスト』
から20年後に作品は書き換えられましたが本書は
Urfaustオリジナルの内容となっているようです。

本書の発刊は1955年です。


背のヤケの他は目立つダメージはなく大変美しい状態です。

なかなか美品には出会えない古書です、
アンティークや、古書がお好きな方への贈り物としても喜ばれると思います☆



日本ではゲーテのファウストは
森林太郎(森鴎外)によって明治後期に翻訳されました。

架空上のものと、ゲーテ自身の人生がおり混ざり
一度読んだぐらいでは理解したと言えない程
奥が深いストーリーです。
原作の内容に触れてみてはいかがでしょう。

ところで
私自身ゲーテがとっても好きでして...

YOU TUBE で古い?ゲーテの映画を見つけて
見てみた所、
古き良きヨーロッパの世界観に
かなりうっとりさせてもらいました。
タイムスリップしたいです,
この時代に....
http://www.youtube.com/watch?v=9RtNFKGowGU
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おまけ猫 

”ねこ草をほうばる猫”



ーーーーー追伸ーーーーー
12月14日現在本書の販売は終了致しました。
御覧いただき誠にありがとうございます。

こんばんは☆

今日はご本のご紹介と
ベルリンの名所を1つご紹介したいと思います。


突然ですが、
このものすごく主張している建物は
ベルリン大聖堂です。

前には広場があり、
夏は市民も観光客もその公園で
のんびりできます。
(冬は寒いのでのんびりはちょっと難しいです)

大聖堂の中はこんな感じで
ものすごく派手で美しいのです,,,





ベルリンドームの歴史は旧聖堂に関しては
1400年代から始まるのですが、

現在の大聖堂は
1893年、旧聖堂を解体した後、新しく建設されました。

中央の建物はバロック様式の影響を受けたイタリア
盛期ルネサンスの構造をしております。

建設開始から約11年後の1905年に成聖され
第二次世界大戦の後に修復もされ現在の姿にたどり着きます。

多額の資金をかけて立てられた大聖堂ですが、
”ちょっと派手すぎない?”
という声は建設前からあがっていたそうで、批判は現在もまだ続いているそうです。
そんな討論のある中、
ベルリン大聖堂にはドイツ国内外問わず多くの支持者がいるのも事実です。


にぎやかな街の中心部に
不変の静けさを与え、
礼拝におとずれる人の心を清めてくれる神聖な場所です。


自分探しの旅をされるご予定のある方,,,
ベルリンを訪れる際には是非...

本日ご紹介するのは、
こちらも装丁の豪華な一品です。

Karl Friedrich von Gerok (1815 ー 1890)
という方のご本です。

Karl Gerokさんは
ドイツの神学者であり詩人であった人物です。







背表紙、表紙ともに豪華な装丁の一品が入荷いたしました。
経年したお品ですが、気になるダメージもなく美しいお品です。
ページの状態も良好です。

タイトル Palmblätter

著者 Karl Gerok
Karl Friedrich von Gerok


サイズ 約10cmx14,5cm( 厚み約2,8cm)

1889年発刊 ドイツ語です。

あまり大きなサイズではございませんが
そこに在るだけで
通りかかった人の足を止めるような
オーラがございます。



内容には挿絵も含まれます。

タイトルになっているヤシでしょうか。
初めの2ページがカラーです。
















表紙のエンボスのみでなく
ページの端は金色に着色されどの角度で見ても
とにかく豪華なご本です。
コレクションにいかがでしょう...



昨日の市の掘り出し物です☆

レッシングのご本がまたひとつ入荷しました。
こうしてご本をお店に登録中、
私の膝の上で何が起こっていると思いますか。。。

”乗ってくる猫”



何かで読んだのですが、
子猫が人とつるみたがりどこで何をしても邪魔したがるのは
人と同じ行動をとることで
”お手伝いしているつもり”なんだそうです。

掃き掃除をしていたらほうきにじゃれついたり、
洗濯物をたたんでいたら乗って来たりするのも
お手伝いしているつもり,,,,

と、言われたら
叱れませんね!!?

困ったもんですね。


ところで、格好良いご本をひとつご紹介いたします♪









アンティーク洋書 レッシングの作品集全6話の内
本書は5−6話の1冊です。

タイトル Lessings Werke 5-6
サイズ 約13,5cmx18cm(厚み約4cm)
ドイツ語

ゴットホルト・エフライム・レッシング(Gotthold Ephraim Lessing, 1729年 - 1781年 )

本書の発刊年 未明記ですが内容は
例えば1769年の
”Wie die Alten den Tod gebildet”
古代の人びとは死にどのような形をあたえたのか
などの研究論文
1750年代の手紙内容等...
そのようなコンテンツを含みます。

と、ページに目を通し
自分なりに解釈してみましたが
私は専門家ではないのでだいたいそんなご本と
お考えください。

















大変古いご本ですが、
目立つダメージは無くとても良い状態です。



演劇論「ハンブルク演劇論」
喜劇「ミンナ=フォン=バルンヘルム」
市民悲劇「エミーリア=ガロッティ」
劇詩「賢者ナータン」など...
ドイツ古典劇の基礎を築いた人物の作品に是非
触れてみてはいかがでしょう☆



(下の緑のご本もレッシングです、共に販売中です☆)
こんにちは☆

"1年経つのはなんて早いのでしょう,,,"

日本中で
みなさまそう思っておられる事と思いますが

ドイツでもこの1年あっという間でございましたよ。

1年前は
自分の結婚式の話も急に舞い込んできたので
その準備に追われておりました。

ドイツで結婚するとなると日本から取り寄せる書類が
いろいろと必要で、
そんな取り寄せた書類が遅延したりしたもので
期限の2日程前にようやく最後の書類が間に合い
一時は書類が足りず結婚式がキャンセルになるのではないかと
ひやひやさせられました。
その書類が全部揃って
やっとほっとしたのが1年前の今頃です。
という事でその2日後の結婚式に間に合いました...!

(私事ですが、記念に載せます)
ドイツでの結婚式は
籍を入れること自体が式なようで
こんな場所でサインを交わしました。



その後寒い中
この格好で徒歩で移動したのでしたね...
クリスマスマーケットの中少し歩きましたね
あまりにも寒かったのでドレスの上がダウンコートでした(苦笑)
えらくカジュアルです。



そんな1年前を思い出した一日でした。


余談はさておき、
アンティークの賛美歌のご本をご紹介いたします。





今蚤の市がガラガラな時期でございまして、
なかなかこの雰囲気のお品がお手頃価格ではみつからず
久しぶりの入荷となりました☆







レザーの黒い表紙に、エンボスで模様が入っております。
すっかり角が丸くなり、革が擦れて茶色に露出した風合いも
お楽しみいただければ幸いです。











白紙の部分に、素敵な書き込みが残っております。



古いご本ですが、緩み歪みがなく
ページもしっかりしております。
外からみるとページの端が金色に着色されております。

タイトル Laßst Gott uns Preißen

サイズ 約 9cmx14cm(厚み約3cm)

発刊年 1904年

ドイツ語 賛美歌の本



しっとりと上品な
西洋の古書の雰囲気がお好きな方
いかがでしょうか☆







おはようございます☆

今日はベルリンはマイナス9℃だったようです。



朝はしんしんと雪が降り積もり、
足跡も消えてはつけられ
店員さんはかるく雪かきをしていましたね。


そして今朝、
カフェでコーヒーを買うと、
サンタさんの絵のチョコレートをおまけに付いてきたのです...!

ちょっとした事なのですが、
ホッコリと幸せな気分に
させていただきました♪

買ったコーヒーは
あっというまにアイスコーヒーになってしまいますが、
心温まる一時が嬉しかったです☆
それとせっかくこんなに寒いのであれば
私は雪の方が嬉しいですね。


そんな前置きとは
全く関係ないのですが
今日は素敵なご本をまた一つご紹介いたします☆










Insel Bücherei Nr.557
アートな、文字の本です。

タイトルは

CH.H.KLEUKENS
DIE KUNST DER LETTER

”文字のアート”の本と独自に解釈しましたが
素晴らしく芸術的な文字が挿絵と共に、またはポスターのように
記されたご本です。


発刊年 1942年

インゼルのビンテージ本です。























パソコンで文字を打つ事が一般的になってしまった今
私たちに
カリグラフィーのもつ豊かな表情と文字本来の魅力を
思い出させてくれるような、
アートな1冊ですね。

文字と芸術が美しく調和した素敵なご本です。


インテリアやディスプレイとして、洋書のコレクションにいかがでしょうか。

こんにちは、

12月に入ってすぐベルリンは

”はい、今日から毎日が雪ですよー”

と言わんばかりに雪がちらつき始めました。

私もなぜか雪がふると嬉しくなってしまう性分で

雨よりロマンチックで、

空気がいつもより新鮮な感じも好きでございます。

わが家の猫達も

雪が珍しかったみたいで(春生まれて初めて見たのものですから)

外を舞う雪を一生懸命掴もうとがんばっておりました。




ところで
ご本のご紹介をさせていただきます。










アンティークショップより入荷しました、
まるで宝石箱のような古くて素敵なご本です。

状態も良好です♪



表はエンボスと金彩で、裏はエンボスの凹凸でシンプルに
同じ柄が入っております。

見開き部分も百合の紋章の柄でしょうか、
このように素敵なデザインとなっております。







本書は著者Franz Reinhold Fuchs
の作品のうち厳選された詩集となっております。

タイトル Strandgut
発刊年 1898年
ドイツ語です。
サイズ 約11cmx16,5cm ( 厚み約2cm)
Strandgutは1890年にオリジナルが発刊され、
その後も1902年までに何度も発刊されておりますが本書は1898年のご本となります。







こんな所に当時の日めくりカレンダーの一片がございました。
せっかくなのであった場所に挟んで一緒にお届けいたします。





1800年代の詩人の言葉とは、
現在を生きる私たちの心にどう響くでしょうか....

傍らに置いておきたい
そんな素敵なご本のひとつです。


こんにちは、

日本でも

ベルリンでも一部の地域では同じ日に初雪が降ったそうですね。

寒いのはドイツだけでは無かったのですね。

良かったです,,,,!

ところで11月中旬にご紹介できる予定だったご本がようやく
ご用意できました☆

レッシングの格好良いご本です。





ゴットホルト・エフライム・レッシングの
(Gotthold Ephraim Lessing, 1729年-1781年 )
アンティーク本がようやく入荷いたしました。

11月中に入荷予定で予告しておりましたが長らくお待たせ致しました。








エンボスのあまりにも豪華な模様は裏表と背表紙にございます。
大きなダメージは無く状態は概ね良好です。

サイズ 約16,5cmx12,5cm (厚み約2cm)
年代 未明記 推測1880年とします。
ドイツ語です。















レッシングは詩人、劇作家であると共に
偉大な心理研究者でした。

彼の戯曲や評論はドイツ文学を形作り、その後の作家達
(ゲーテやシラー等)に影響を及ぼしました。

その大胆でありきわめて素朴で、きわめて堅固な論文に
当時のドイツ人はレッシングの文面に
とにかくビックリしたそうです。

彼の死後18世紀後半にドイツでは汎神論論争という
スピノザの哲学をどう受け入れるかという論争がおこりました。
彼の作品である『賢者ナータン』や『人類の教育』において、
”個々の宗教の教義を超越し、普遍の地平に到達すべきである”
論争の火種になるような考え、無神論的な内容を示し、晩年には「自分はスピノザ主義者かもしれない」と述べたことがきっかけとなったのです。
無神論である事、信仰心が無い事がタブーだった時代です。

この論争はスピノザの哲学が、
無神論ではなく、汎神論的であったとして、
ひとつの哲学として認められるかたちで結帰し
これがその後
道徳やキリスト教的倫理から文学を解放したロマン主義の成立につながりました。


今は信仰心が無い事をあからさまにしていても
なんてことは無い時代ですが、

当時のドイツ文学には大きな影響を与えた
革命的な人物の希少なご本の一つです

コレクションにいかがでしょう☆



こんにちは☆

今日は朝起きると....
中庭の草木の上に
この冬初めての雪がうっすらと積もっておりました!

ベルリンは寒い割には雪は降っておりませんでしたが
ついに12月だわ...
といった雰囲気です。
朝の次は夕方そして夜、、、あれっ昼は?
という暗い時期に突入です。

蚤の市は出店しているお店は少なくちょっと寂しいですが
毎週日曜市でお仕事している方々も真冬の間は家族とゆっくりできるのでしょうね。

私の通り道から無料で見える
動物園のふれあいコーナーは今日は人がおらず

やぎさん達も
ふれあいたそうにとうろうろと歩いておりました。
おや?夏よりも毛がふかふかです。




ところで今日はまたひとつ
素敵なご本をご紹介したいと思います。










素晴らしい装丁の古書を見つけました☆

アンティーク、ゲーテの本で表紙も中の挿絵も素敵な
ご本です。

タイトル HERMANN UND DOROTHEA
著Johann Wolfgang von Goethe
発刊年 1886年

サイズ 約 12.5cm x 18cm (厚み約1,4cm)

原作は1796−7年に発刊されたとされ
富裕な一市民の息子ヘルマンが、
フランス革命の戦乱におわれた避難民の娘ドロテーアを妻に迎え、人生の秩序を築くにいたる顛末をうたった恋愛叙事詩
となります。

見開きの青いページが1枚無いようですが、その他は目立ったダメージや緩みも無く状態は良好です。






























古典主義時代のゲーテの代表的作品の一つです、
当時のドイツで広く読まれ、
作品自体は21世紀の現代にも受け継がれ日本語で読む事もできるでしょう。
しかし当時の型のまま今も存在し続ける
まさに本物のアンティーク本を
どれだけの人が今触れることができるでしょう...

そんな素敵なご本を是非迎えてみてはいかがでしょう☆


こんにちは☆

とうとう開きましたクリスマスマーケットから漂う

クッキーや栗の甘い香りに誘惑されながら

今日は一仕事終えてまいりました☆

帰宅するのが遅くなってしましまして、

日本はもう夜中もいいお時間ですので、

松浦からの返信を現在お待ちのお客様は28日(今日の午後)まで

お待ち頂ければとおもいます★

所で本日は、こんなご本をご紹介したいと思います。











本書はタイトル
Die Frithiofs-sage
Esaias Tegnr (著)
サイズ 約 20cm x 14cm (厚み約 1,8cm)
Esaias Tegnr(1782- 1846)はスウェーデンの小説家で

Frithiofs sagaオリジナルは1825年に書かれ、
本書はその後ドイツ語訳された本となります。
発刊年は内容から確認できませんが、1800年代後半と推測いたします。
1881年のこの時期
ドイツのどこかでクリスマスプレゼントとして贈られたものなのでしょう。
受け取った方は自分の名前と住所の入ったはんこを押して
大事に扱ったのではないでしょうか。
そんな事を想像させる以前の持ち主の名前、小さな書き込みが今も見開きの部分に残っております。













各ページ、内容全体にフレームがございます。

100年以上前にも
大切な人への”贈り物”
であった(?)希少なアンティーク本です。
アンティークのお好きな方へ...
再びプレゼントするのも
喜ばれるのではないでしょうか。




そんな...
1881年のクリスマスの書き込みがある古書ですが
この頃のドイツでは、
ビスマルクが同盟外交に励んでいました。

このちょっと前1870年にはプロイセン王国(ドイツ側)と
フランスとの戦争があり
それにドイツ側は圧勝でしたので
フランスの仕返しに備えるという事もあり
(周りをお友達にしてしまおうと?)
翌年の82年にはドイツ、オーストリア・ハンガリー、イタリア
で同盟を結んでいたのですね。

そうして敗戦し、孤立の一途をたどるフランスを差し置き
ドイツはヨーロッパの覇権を目指しはじめる時代に突入します。

その後...第一次世界大戦、第二次世界大戦でもリベンジならず
ドイツはコテンパンにやられてしまいますが。

今こうして手元に無事に在る事が
とても不思議に、運命的に感じられる
1冊の古書です。








アンティークショップより厚みのある美しいお品が入荷しました。
エンボス、赤い本体に黒い模様の入った
本書はSchller Sämtliche Werke
全12話で完結の内
1から4話の入った1冊となっております。












発刊年が内容から確認できませんが、
1880年頃の書籍と推測します。

内容は主に詩集です。

ドイツ語
サイズ 約 13cm x 17cm (厚み約4,5cm)







Johann Christoph Friedrich von Schiller(1759年- 1805年)
は、
ドイツの詩人、劇作家、思想家で
ドイツ古典主義の時代の作家です。

非常に精緻でありかつ優美な彼の詩は
「ドイツ詩の手本」として現在も教育機関
ギムナジウム(高校のような所)で教科書に掲載されております。


1788年の
”Die Götter Griechenlands ”
ギリシャの神々等の有名な詩も
当時の言葉のままで記されているようです
(P65)

Da ihr noch die schöne Welt regieret,
An der Freude Leichetem Gängelband Selige Geschlechter noch geführet Schöne Wesen aus dem Fabelland,,,





18世紀末、ドイツ文学は
このシラーやゲーテの2人によって頂点を極め
確立されたとされています。
ちなにみこの二人は初めて会った頃は
お互い資質の違いからも反感を頂いており
距離を置いていたそうですが

その後の交流で分かり合う事となり
1796年には詩集『クセーニエン』(Xenien)
を共同執筆して友情は深まっていったそうです。

シラーは若くして病死しましたが、
ゲーテは晩年も創作に励み
後にこんな言葉を残しております。
「シラーと出会っていなかったら、
 ファウスト(ゲーテ代表作とされる長編の戯曲)は完成していなかっただろう...」

本書はそんな、
ゲーテの親友でありライバル的存在であった
シラーについて、また作品全集(の一部)です。

☆ちなみに背景に映っている茶色のご本はゲーテのファウストで
現在未登録品です、同額で金近日掲載予定です。

(お探しの方、ご予約承ります)

アンティークとしては滅多に無いご本ですので店主が出し渋っております...!




こんにちは☆

今日は、
ぷっくりとしたエンボスの表紙がとても素敵なアンティーク本をひとつご紹介したいと思います。

☆しかも1500円です☆












凹凸のはっきりしたエンボスの模様の大変美しいご本が入荷しました

本書はタイトル
”Leitfaden für den Unterricht in der Handelswissenschaft ”

mit besonderer Berücksichtigung der deutschen Gesetzgebung
von A. Adler

オリジナルはA. Adlerによって1800年代後半に書かれたご本と思われます。
本書自体はJ.M. Gebhardt氏によって
1905年発刊のお品、
内容はトレードの科学ガイドラインとなっているようです。

サイズ 約14cmx20,5cm (厚み約 1,3cm)
ドイツ語












大きなダメージはみられず、
良い状態のご本です。
ーーーーーーーーーー
ちなみに、
このご本が編集されたドイツの1905年は
奇跡の年とも言われております。

この時代、(このご本に直接関係ないですが)
アインシュタインが「光量子仮説」「ブラウン運動の理論」「特殊相対性理論」に関連する5つの重要な論文を立て続けに発表しました。

そんな
科学の世界に大きな変化が、静かにもたらされた時代背景の中
出版されたご本ですね。


その、
アインシュタインは数々の名言を残しており
ますが、

私の面白いなと思った言葉は彼の洋服選びに関してです。
アインシュタインはいつも
同じ服を着ており、洋服ダンスの中には同じ服が複数合ったそうです。
そして、もう少しまともな格好をしてはどうですかと
人に言われると、

”肉を買った際、包み紙の方が素晴らしければ侘しくはないですか’と
答えたそうです。


彼は
「今日は何を着ようかなー」という
貴重な時間をさいて煩わしい思いをする
事無く暮らす工夫
をしていたのですね,,,

そんなドイツの天才にならって、
うちの子達も1日10時間はがっつり寝ております。

賢く
なりますでしょうか。











こんにちは☆

今日は、先週買い付けたご本をようやく
掲載いたしました...!
1点ご紹介させていただきます♪





本書は
J.S.バッハについて書かれたお品です。
ベルリンで催される古書の市にて入手したお品です。

音楽室の壁に必ず肖像画がある
あのバッハですね。










タイトル Johann Sebastian Bach
Hermann Barth 著

サイズ 約13,5cmx18,5cm (厚み約2,2cm)

1901年 ベルリン 発刊














ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685年 - 1750年)は、
西洋音楽史上、最も重要なバロック音楽の作曲家の一人です。


クラシック音楽の中でも
バッハの活躍していた時代17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽はバロック音楽と総称され
今日のオペラの原型なるものもこの時代に始まったようですね。

バッハは
バロック音楽の時代の後
古典派音楽の時代に活躍したヴァン・ベートーヴェンや
ロマン派音楽のブラームスと共に
”ドイツ三大B”、
音楽の父と称された
偉大な作曲家です。

J.S.バッハと時々表記されるのは、
代々音楽一家であったバッハ家は他に60人もの
音楽家を世に送り出しており彼らと区別する為だったようです。


バッハの音楽は
個人的にも大好きで
中でもG線上のアリアという曲は
心が浄化されるような気がします,,,,


バッハやドイツ音楽に思い入れのある方、
いかがでしょうか。

ーーーーー追伸ーーーーーー

11月25日現在本書の販売は終了いたしました。
御覧いただき誠にありがとうございました。



こんにちは☆

今日は、何度かご紹介した事のあるご本の再入荷を
ご報告させてていただきます。


アンティークショップより素敵なご本が再び入荷しました。


フリッツ•ロイターの素敵なご本
Olle Kamellen II
Ut mine Festungstidです。










美しい、手書きのメッセージのような物が残っております。
こんな予想外なおまけがつくのがアンティーク品の魅力でもありますね。









ウィズマールにて1892年発刊
ドイツ語
サイズ約12,5cmx17,5cm (厚み約1,5cm)

赤い布張りの表紙に金彩の文字と、黒くはっきりとした凹凸の模様がエンボスされた美しい装丁のご本です。



☆現在の在庫はUt mine Festungstidとなります☆

ちなみに...

この本の発刊された年1892年のドイツとは

自動車の販売が始まった頃ですね。
(これしか写真がないのでお借りますが)



その前1870年頃にはオーストリアの発明家によって
すでに自動車らしきものがあったのですが
その後ドイツの発明家がガソリンエンジンをつくり、
そのドイツ人発明家とパートナーの技術士らが会社を設立して
1892年に自動車販売が始まりました。

その会社は今やメルセデス・ベンツのメーカーとして
知られていますね...!
そんな当時の車は博物館にぐらいしか残っていないでしょうに
今出合えるご本はどうやって戦争や経済破綻、焼け野原の混乱の時代を乗り越えてきたのでしょう本当に不思議です。

この本の発刊されたウィズマールという街は夫の出身地で
私も縁のある場所ですが造船していた港町ですので
結構攻撃されたと思うのです。

100年以上の時を経て今もこれほどの状態を保つ
希少なご本の1つです☆
幸運を運んできてくれるかもしれませんね。
こんにちは☆

昨日たまたまテレビを見ていると、
ニュースで興味深い報告を耳にしました。

”1923年の今日ドイツではパンが1個
約150ユーロだったんですよ”という内容です。

当時はマルクでしたので€に換算しましたが
円でいうと15000円ということですよね。
パンが1個...!

戦争に負けて経済破綻した当時のドイツには何もありませんでしたから、パンを買うとしたら
15000円支払う程の価値があったのでしょうね。

ちなみに現在ベルリンでは
パン屋で一番安いパンを15円ぐらいで買う事ができます。
キャットフードの方が高いくらいです。



ここドイツにも大変な時代があったのですね。

ところで、
本日ご紹介するのは、
第一次世界大戦でそんなにボロボロになる前、
調子のよかった時代に書かれたご本です。




本書は
Bibliothek der Unterhaltung und des Wissens
のシリーズ1891年発刊の書籍です。
サイズ 約12cmx18,5cm (厚み約1.5cm)

内容は、Derwehte Spuren

Paul Henkes 著の探偵小説のようです。












このシリーズは異なる内容で
複数出版されております。

見開きのデザインはまさに図書館のような挿絵が入り、
中央に名前を記す為空白があったのでしょうか。











むらなくやけてておりますが、
ページの状態は良好で緩み歪みもございません。

1891年、このご本が造られた時代のドイツといえば
ビスマルクが辞職し、ヴィルヘルム2世の親政が始まった翌年ですね。
この頃ドイツの資本主義は重化学工業を中心に発展し
1910年までにはイギリスを抜いて
アメリカに次いで第二位の工業国になります。

それから余談ですが、
この時代オットー・リリエンタールさんというドイツの方が
頑張って空を飛ぼうとしていました。

現在の飛行機の羽のヒント
といいますか、ハングライダーのような滑空機をつくって彼は
2000回以上も挑戦し最後は失敗して亡くなったのです。

彼が世界で初めて有人飛行を成功させた記念すべき年はこの本が出版された年です。

(そのあと、エンジンが取り付けられ固定翼航空機の時代になるのですが)


そんな、
ドイツに新しい風が吹き始めた遠い昔から
現在まで残る希少なご本の1つです。
コレクションにいかがでしょうか☆


こんにちは☆

今ドイツは夕方16時過ぎですが、
まー、暗くなるのが早くなりました。

もう少しすると、15時ぐらいには日が暮れる
ようになりますね。

夏は反対に、22時頃まで明るかったりするので
プラスマイナス0といえばそうかもしれません。

猫もすっかり冬眠に入り
ご飯以外は起き上がりませんね。




ところで、今日は
パッと明るいご本のご紹介をしたいと思います。





ベルリン、アンティークショップより入手したお品です。

鮮やかな赤い色の本体にくっきりと深くエンボス加工されたデザインがとても素敵な古書です。

本書タイトルは
Der Trompeter von Säckingen、

Joseph Victor von Scheffel著

日本では”ゼッキンゲンのラッパ吹き”
はオペラ歌劇として
知られておりますね。

„ヨーゼフ・ヴィクトール・フォン・シェッフェルの
ベストセラー詩集、

1881年発刊のお品です。

サイズ 約12cm x 17cm (厚み約2cm)





表紙の中央、
金彩の文字も印象的ですね





背表紙も同じイメージです









とにかく素敵な
くっきり模様の赤いご本です。
コレクションにいかがでしょう☆


こんばんは☆

寒いですね。。。!

しかし、今日はとても素敵なご本がひとつご紹介できるので

わくわくしております。


私自身とても楽しみにしておりましたので、

このご本が届いた時

ポストの前で直ぐに開封し

一時寒さを忘れて本に見とれておりました。

そのご本が本書です。





アンティークショップより、
とても美しい状態のご本が入荷いたしました。







鳩や天使が描かれ
とても柔らかい印象のご本です。



斜め書きの背表紙のタイトルも素敵ですね。

本書はHelone's Kinderchen und Andrer Leute Kinder
John Habbertonの作品のドイツ語訳版です。
内容は1876年アメリカで出版された
ユーモラスな小説”Helen's Babies” のようです。

本書は、
Walbaum-Fraktur文字で書かれた内容からすると1800年代末頃のお品と思われます。

サイズ 約10cmx14cm (厚み約 2,3cm)







ページ1枚1枚もぱりっと立ち上がるほど
綺麗です。
ページの端が金色に着色され、
古い祈祷書のように神聖な雰囲気があります。



手におさまるようなかわいらしい大きさです。

花段の傍にお花と一緒にアレンジしたり
クリスマスデコレーションにしても
素敵なことでしょう。。。。

偶然お目に留まった方はどうぞお見逃しなく!!!





ーーーー追伸ーーーーー

本書は11月18日現在
販売終了致しました★
御覧いただき誠にありがとうございます。

ーーーーおまけ猫ーーーーー

”そんなぁ〜... もう無いの?”



おはようございます☆


先日、冷蔵庫を開けたところ

”ぬるーい”空気を感じまして

あら、壊れたかしら?!



ヒヤッとしたのですが、なんと冷蔵庫の温度よりも

キッチンの温度の方が7℃低かったんですね。

こちらベルリンは残り物を出しっ放しにしていても

大丈夫な季節になっております...!

確実に去年よりも寒くなるのが早いですね。

そんな中、街はクリスマスの準備で大忙しです。

今極寒の早朝深夜におじさんたちがせっせとがんばっている
街の飾り付けが完了しましたら
クリスマスマーケットの様子など
掲載いたしますね♪

ところで
本日、入手したご本をご紹介いたします。



ベルリンで週末開かれる古書の市、
アンティークショップの出店ブースにて入手のお品です。



本書は1893年ベルリンにて発刊されたお品です。
ゲーテのご本、豪華な絨毯の模様のような
装丁の古書です。

Goethe's Werke 
第9巻の1冊となります。

公表者 Ledwig Geiger
ドイツ語 
サイズ 約13cmx19cm (厚み約3cm)

厚めで、作りも未だしっかりとしたご本で
美品と言えるレベルのお思案と
思います。







裏表紙には表の柄はございませんが、
中央には花、四隅には剣のような模様がエンボスされております。









第一次世界大戦の前から
今日に至るまで
どなたかのもとで大事に扱われてきた古書です。
温かいお部屋で、
ゆっくり手にとってお楽しみいただければと思います。





ーーーーーーおまけ猫ーーーーーーー

”ちょっと
 枕とってくださる?....."



階段で寝たら角当たってイタいでしょうに。